最近、自分の身体のことで済生会横浜東部病院に行っています。病院帰りに、そばを流れる鶴見川下流域を、下流に向かって歩いてみました(2020年6月9日)。鶴見川は町田市を源流とし、横浜市鶴見区から東京湾に流れ出る全長42kmの短い川ですが、昔は氾濫洪水を起こす暴れ川として存在感を示してきました。
ここからスタート。
病院の脇を鶴見川が流れ、国道1号線の新鶴見橋がかけられています。
新鶴見橋のあたりから鶴見川下流に向かって歩いていきます。
このあたりには珍しく、砂洲ができていてアオサギが歩いていました。
森永橋。
近くに森永製菓の工場があるのです。
そして見えてきたのが、JRの鉄橋。
列車は、1分に1本くらいの頻度でひっきりなしに通っていきます。ここを通る路線は、東海道線(上野東京ライン)、湘南新宿ライン、横須賀線、京浜東北線、相鉄・JR直通線、そして貨物線ですから、日本でも最も列車通過数が高いほうではないでしょうか。
ここで列車の通る音を聞いていると、なつかしい子供時代に戻ったかのような感覚になります。
旧東海道の鶴見川橋。
京急線の鉄橋。
国道15号線の鶴見橋を渡ると、黒い袋に詰められた得体のしれないものが並んでいます。福島原発の事故の後、放射能汚染物質がこのような形で回収されているのを見たことがあります。はたしてこれは何なんでしょうか。
ここに来て、漁船が係留されているのを初めてみました。
振り返って、さっき渡った鶴見橋を見ます。
芦穂橋。
遊歩道わきにはみごとなアジサイの木がありました。
潮鶴橋。
ハトが集まっていました。誰かがエサをあげているのでしょうか。
潮見橋。しかし、それぞれにいろんな橋の名前を付けるもんですね。
このあたりから漁船の係留が多くなってきました。
臨港鶴見川橋。
JR鶴見線の鉄橋。
この路線は、2両くらいの短い列車がわりとひんぱんに走っていました。この先の学校、研究所、工場群と、鶴見駅との間で人々の運搬をしています。しばらく前に、この路線の海芝浦駅に行ったときのレポートはこちらです。
向う岸に見えるのは、横浜サイエンスフロンティア高等学校・附属中学校。
さらに行けば、鶴見川河口干潟もありますが、駅が近いので今日はここで帰ります。
JR鶴見線のガード下はアパートが並んでいて昭和の雰囲気がプンプンします。私も学生時代にはこんなアパートに住んでいたので、懐かしい感じもあります。
そして、このあたりの名所、駅に続くトンネルです。
トンネル内の両側は閉まっているところが多かったですが、居酒屋などがありました。
駅の改札。
駅名は国道です。近くを国道15号線が通っているからという安易な命名です。昭和5年開業以来ほとんど改修されていないそうです。昭和遺産として残してもらいたいものです。