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「村上隆のスーパーフラット・コレクション」横浜美術館展は楽しすぎる

2016-02-07 22:07:45 | 美術館・展覧会
横浜美術館で開催中の「村上隆のスーパーフラット・コレクション」を見てきました(2016年2月3日)。

村上隆という現代美術(モダンアート)の有名アーティストが自ら所有する現代美術を中心とするコレクションを紹介する展覧会でした。スーパーフラットとは、平面性という造形的な意味のみに限定するものではなく、時代、ジャンル、既存のヒエラルキーから解放された個々の作品の並列性を示したものだということです。今回のコレクションの作品群のレベルが高いせいなのか、コレクターの趣味がいいからなのか、そもそも現代美術というものがそうなのかわかりませんが、単純に感性に強く訴えてくる作品が多くてとても楽しかったというのが感想です。私は音楽好きなので、その音楽がいいものかよくないものかは聞けばわかりますが(もちろん個人的な感性において)、美術ってその作品がいいのか悪いのかよくわからないというのが正直なところでした。えらい批評家の言っている評価を知らなくても、自分がいいと思えば、それはいい作品なんだ、という感覚がわかったような気がしました。なんか、モダンアートが好きになりそうです。


横浜美術館。手前の噴水は工事中。


展覧会の広告。
開催は2016年1月30日~4月3日。


アンゼルム・キーファー。





作者わからず。





奈良美智が好きだったらたまらないですよ、この作品「Orange covered wagon」。
キャンピングカーみたいな、移動店舗みたいな車の中を覗くと、女の子の部屋のような奈良美智ワールドが全開です。

そして、部屋の中からこんな曲たちが流れてくるんですよ。


デイヴィッド・シュリグリー。



たぶん、ここに並んでいるのは芸術品じゃなくて、民芸品とか工芸品とか工業品とかの類なんでしょうね。
でも並ぶとすごい迫力。


篠山紀信のクレイジー・ユキオ。










このあたりは作者わからず。でも興味深い作品。


なんだか不思議で笑っちゃうような作品。




奈良美智作品は豊富です。


キム・ゴードン。


ダミアン・ハースト。


李禹煥(リー・ウーファン)。


ダグ・アンド・マイク・スターン。


白隠慧鶴。


夏目漱石。


北大路魯山人。
きっと高額なんでしょうが、ここにこうして並んでいると特別すごいとは思えなくなります。まん中の花瓶なんかうちの実家にあるのとそっくりですし。

でも、こうして撮影が許されている美術展はいいですね。あとで確認できます。


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