あやしい絵展を見に東京国立近代美術館に行ってきました(2021年4月24日)。
24日でチケットを予約していたので、ギリギリセーフでした。東京都の緊急事態宣言のため、25日からは臨時休館になってしまいました。順調に行けば、5月12日から休館は解除される予定ですが、あやしい絵展の会期は5月16日までなので、会期延長にでもならないとほとんど見る余裕がなくなってしまいます。
天気もよかったので、大手町から美術館のある竹橋まで皇居内堀沿いを歩きました。
和気清麻呂像。8世紀の古代日本で、皇統断絶の危機を救った国士と言われています。
平川門。
国立近代美術館に着きました。
これから見る「あやしい絵展」の看板。
他にも、「幻視するレンズ」という小企画の写真展や所蔵作品展もやっていたので、次回ご紹介します。
次回は、隈研吾展が予定されていてこれも見てみたいです。
東京国立近代美術館工芸館は、国立工芸館として独立して3月19日に金沢で開館しました。金沢に遊びに行ったときの楽しみが一つ増えました。
では、予約した13時前になりましたので、中に入ります。
あやしい絵とは、ほぼ幽霊の絵ですね。エロ・グロ・ナンセンスの世界です。怪獣でも化け物でもなく、幽霊というか女の人の霊です。男の幽霊は絵にならないんでしょうね。
橘小夢《水魔》
こうした絵が日本においてたくさん制作されたのは、幕末から昭和初期にかけてであって、その時代はヨーロッパにおいてはシュルレアリズムによるあやしい絵が脚光をあびていた時であり、その時期の一致には不思議なつながりを感じます。私が昔好きだったトワイヤンというシュルレアリズムの画家の描く絵はほとんど幽霊でしたからね。
甲斐庄楠音《横櫛》
看板やチケットにもなっている絵。
こういう絵を見てるからネガティブ思考になるのよと妻に言われましたが、こうしたモノに惹かれてしまう私の中のダークな部分はけっして消えることはなく、これも人間の一面です。それも含めて受け入れながら、前向きに機能していくメタ認知を培っていきたいというのが今の私の考え方です。
さて、「あやしい絵展」公式図録も購入したので、いずれ書評としても紹介したいと思います。
この展覧会、見に行きたいな、と思っているうち終わってしまったので、紹介頂いた内容興味深く読ませてもらいました。
かつて上野で「冥途のみやげ」展という、まさに幽霊画を集めた展覧会が夏にあり、それはか細い水墨タッチの日本的なもの中心でしたが、この展覧会はカラフルな絵も多そうですね。
失礼ながら、奥様からのコメントは自分もよーく人から言われるセリフで、ついつい微笑んでしまいました。
訪問頂きましてありがとうございます。この展覧会はマニアックなため、そんなに混んでなかったのもよかったです。妻からはいつも痛いことばかり言われています。
かたちんば様のブログは、東京下町の昭和風写真や往年のニューウェーブ紹介など、私の嗜好に合っていていつも楽しんでいます。
ボタン設定が出来ておらず、気を使わせてしまってすみませんでした。
今後ともよろしくお願いします。
設定をいじっていただきましてありがとうございます。