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ダリ展に行く

2016-11-12 23:09:19 | 美術館・展覧会
国立新美術館で開催中のダリ展に行ってきました(2016年11月5日)。

昔からダリが好きで、絵がキレイだし、気持ちがいいんですよね。気持ち悪いという人もいますが。高校生のころに私のシュルレアリスム指向は確立し、それはいまだに変わっていません。シュルレアリスムはフロイトの発見した無意識を芸術に活用した方法論ですが、いまでも芸術への影響は大きいんじゃないでしょうか。最近になって、無意識、言い換えると自動思考の有害性(ストレスやうつの誘発)がわかってきて、マインドフルネスなどでその有害性を中和することが重要だと考えられるようになってきました。しかし、自動思考をうまくコントロールして取り出して、それを意識的に上手に組み立てていけば、すばらしい芸術になるのだと思います。

ダリにまつわる思い出。
1.高校生のころ、笠間市の日動美術館で開催されていたピカソ・ダリ・シャガール展を見に行った時のこと。妹も行きたいというのですが、いっしょに歩いているところを知り合いに見られるのが恥ずかしくて、10mくらい後ろを歩いてくるようにと言いました。つめたい兄でした。

2.大学生の時、その日動美術館で買ったダリの絵のポスターを下宿の部屋に貼って飾っていました。それを見たバンド仲間に、絵を貼っていることを批判されました。努力することもなしにそういう憧れを見せびらかすもんではない、というような意味のことを言われたように思いますが、いまだにはっきりした理由がわかりません。あとで聞いたら、そのバンド仲間はジャスパー・ジョーンズが好きだと言っていたので、単なる趣味の違いだったのかもしれませんが。

3.だいぶ後になって、ダリは奥さんのガラに散々浮気されていたことを知りました。それでもダリはガラがいつか戻ってくることを信じていたようです。ダリは素晴らしい芸術を作り上げたけれど、その人生はとても惨めなものだったのじゃないかと思いました。ところが、さらに最近知ったのですが、ダリにはアマンダ・リアという愛人がいたんですね。ガラ公認だったそうです。そこまでくると何が何だかよくわからなくなってきました。


地下鉄乃木坂駅から直結の入口から国立新美術館に入っていきます。


ダリ展入口。午後2時ころ入場。


展示室は撮影禁止ですが、最後のここだけ撮影できました。




午後4時ごろ退場。


私が来たときはすぐ入れましたが、この時間には20分待ちの列ができていました。

感想としては、ダリが制作に関わった映画も4本くらい映写していたり、シュルレアリスムの画風を始める前の10代、20代のときの絵もたくさんあったり、もりだくさんで見応えがありましたよ。


黒川紀章設計の国立新美術館は、中も外も気持ちのいい空間です。


テラスからは、外の木が紅葉に色付き始めているのが見れます。






外側のこの造形はちょっと外国の建築のようです。


正面入口。


門の近くのダリ展パネル。


国立新美術館をあとにします。


乃木坂駅に向かう途中に、メルセデスベンツ・コネクションというお店があり、



AMG-GTなんていうカッコいい車が展示されていました。



その横には、パガーニ・ウアイラBCというスーパーカーが展示されていました。
こんな車はめったにお目にかかれません。メルセデスとは何か関係があるのかな。

さて、ダリ展は9月14日~12月12日まで開催中です。


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