(前回の続き)弘前市にて激辛な一杯を頂いた後は日本海側を南下しながら仙台への帰路についたのですがその途中、秋田県由利本荘市に立ち寄りまして朝ラーを頂いておりました。
秋田市から由利本荘、にかほにかけて(もっと言うと山形の酒田、鶴岡付近に及ぶエリアまで)日本海側は港町だからなのか朝ラーをやっている店が点在しておりまして、
その中でも由利本荘は早朝6時頃から開いている店が多くありラヲタには堪らないエリアになっております。
以前「麺饗 松韻」「清吉そばや 本店」に伺ったことが有りましたが今回は「麺、工房・まんがんや」へ行ってみます。
こちらまんがんやの朝ラーは6~9時まで。店近くの「道の駅岩城」で車中泊してまして道の駅からは車で約25分程度。朝の6時開店に間に合うようアラームかけてたのですが寝坊しまして(苦笑)
お店に8時頃到着したのですが既に満席で少し待ってからの着席となりました。
メニューは「朝中華」の塩か醤油の2種のみと潔し。まずは定番の醤油を頂いてみます。
早速のスープですがベースは鶏ガラで鶏油が浮かびコクの深い味わい。濃口醤油主体と思われる醤油ダレの味わいが案外強めでそれでいて塩気は薄めというややユニークなスープ印象あり。
鶏は親鳥から出汁を取ったもので以前伺った由利本荘の老舗「清吉そばや 本店」等に通じるこのエリア一帯のいわば由利本荘のご当地ラーメンといったスープ素材使用なのかなと思われます。
後からじわじわと鶏の旨みが押し寄せてきて奥行きが出てきました。ネギ等の香味野菜が鶏のクセを上手くマスキングしてくれていてバランスも悪くない。
麺は加水率高めの中華細麺を使用。チャーシューは出汁に使った親鳥で十分に煮込まれていてそんなに固くない仕上がりは老若男女でも問題なく食せるものと思われます。
動物系のスープベースは醬油と共通。塩ダレの配合は結構控えめでこちら醤油よりももっと塩気が薄いバランス。鶏油に対して元ダレが足りないような。
冒頭あれ?味薄い?と思いましたがスープを飲み進めるうちにこちらもじわっと鶏の旨みがあふれ出てきて醤油以上にしっかりとしたスープの骨格が出てきましてかなり美味しいスープに変化してくれました。ってかかなり旨いです。
自分は基本ラーメンを頂く時スープをかき混ぜずにそのまま食べ始めるスタイルなのでもしかしたらスープの底に何かがたまっていたのか、それともスープの温度が下がって味が強くなってきたのか原因不明ですがたまにこういう後から味が変わってくるスープってありますので冒頭で焦って胡椒等は入れないことをオススメします。まぁお好みの話ですが。
さて「麺、工房・まんがんや」ですが個人的には醤油より塩の方が好みでした。しかし早朝6時から朝ラーがしかも600円で頂けるとかなんて素晴らしいエリアなのでしょう>由利本荘市。生駒ちゃんの故郷ですし、仙台からは微妙に遠いですがまたいつか立ち寄ってみよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます