◇ 暦の上では今は二十四節気の立秋、そろそろ秋の風立つ頃になっても良さそうなのに、そういう気配すらなかなか感じられないこの夏、猛暑の毎日です。
8月もお盆を過ぎますと、次のような和歌や俳句を思い浮かべては、その心そのものに風の冷気と言いますか、かすかな変化を感じたものでした。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行 古今和歌集 秋歌上
あかあかと 日はつれなくも 秋の風 芭蕉 奥の細道 金沢
今年はどうしたことでしょうか、週間天気予報はすべて晴れマーク、最高気温は33~35度、最低気温も25~26度で熱帯夜もまだまだ続くみたいです。
それでも、そろそろ「潮目」が変わる日があるでしょうと、蒸し暑さをとにかく苦手にしている身ですから、秋の風の吹く朝を知らぬふりして待つことにします。
□ 朝日を浴びる房咲きのつるバラです。
猛暑の一日を予感させる光の強さ、このところ眩しい朝が続いています。
□ クラウン・プリンセス・マルガリータ
(Crown Princess Margareta S 1999 D.Austin England)
□ 半八重のピンクのバラ、やや秋めいてきたことの先取りでしょうか。
□ スカボロ・フェア
(Scarborough Fair S 2004 D.Austin England)
□ このところ、真っ白な花びらの半八重のバラが咲いています。
□ ジャクリーヌ・デュ・プレ
(Jacqueline du Pré S 1988 Harkness England)
□ アンブリッジ・ローズ
(Ambridge Rose S 1990 D.Austin England)
夕方の水遣り時に二輪咲いているのに気がつきました。
8月になってよく咲いているバラ、まだ蕾がいくつか見られます。
□ 朝顔の花に、毎朝涼を感じているこの頃です。