こんな記事をみつけた。
NAVERまとめより「ナゼか今、カセットテープが再注目されているらしい」
それによると、
・2013年には、磁気テープ生産量は2012年度に前の年より7%弱増え、3年連続のプラスとなっている
・2012年には、大手メーカーから、カセットテープの新製品までが発売された
・「カセットテープの人気は根強く、いまも一定の販売量があります」(家電量販店)
・近年アナログレコードの売り上げが回復して注目を集めるなか、カセットテープの復興も兆しをみせている(アメリカ)
・2012年の年間チャートではカセット・テープ・シングルのセールスが前年比で3倍を記録(イギリス)
ちょっとデータが古い。
これを読むと、アナログレコードが復興してきたように、カセットテープも人気になってきたみたいに感じるけど、
本当にそうなのだろうか?
アメリカやイギリスではどうか知らないけど、非常に低い売上の中で、わずかに上がってきてるだけじゃないのだろうか?
それも高齢者中心に。
上記の記事でも、このように書かれている。
・スマホ・PCからのダウンロードは、ハードルが高い難しいという人がいる
・ネットが苦手な年配のカラオケ愛好家らが使っている
・高齢者の音楽ファンにとって、聴きやすい音楽ツールはカセットテープなのだ
・若者に売れていた頃の薄型ケースを、高齢者向けにわざと分厚くして持ちやすくしている
これは、カセットが再注目されているのではなく、高齢者が音楽を楽しむようになってきた、というほうが正しい気がする。
ところで、僕が10代の頃、音楽を聴くのはカセットが主流だった。
だいたいレコードは高価でもったいないので、買ったらすぐにカセットに録音し、その後はずっとカセットのほうを聴いていた。
ラジカセという、ラジオとカセットデッキが一体になったお手軽なオーディオ機器(ここをお読みの方は知ってますよね)があり、
持ち運びも出来るし、エアチェックも簡単に出来て、非常に便利なものがあった。
夏場だと、海水浴にもラジカセを持って行き、ビーチで音楽をガンガン鳴らしながら太陽の光を全身に浴びたりもした。
クルマのオーディオもまだカセットが主流で、カーCDが普及するのは80年代後半になってからだったと思う。
ここをお読みの方も、自分の好きな曲ばかり集めたカセットを作ったり、あるいは彼女のお気に入りだったり、
そういうオリジナルカセットをクルマで流した経験のある人も多いだろう。
今思うとカセットは不便だ。
まず、曲の頭出しが困難だった。
頭出しが出来る機能のあるデッキもあったが、それでも曲と曲の間が数秒間空いてなければならず、
また、あまり何度も早送り、巻き戻しを繰り返すとテープが伸びたり、切れたりする危険もあった。
なので、基本的に最初から最後まで順に聴いていかなければならない。
ただ、そのために最初は好きでなかった曲が、何度も繰り返し聴いてるうちに好きになる、ということも多々あったと思う。
今、CDプレイヤーで音楽を聴く時代も終わりが近づき、デジタル化したものを聴くのが主流になっている。
そうなると、気に入らない曲は飛ばす、あるいは最初から好きな曲だけDLするようになる。
第一印象で、これは好みじゃないと思った曲が、今後好きになる可能性は皆無だ。
それはちょっとさびしいことだと思う。
今さら、カセットテープが復権したほうがいいとは思わないけど、ますます音楽の使い捨てが進むんだろうなと思った。
NAVERまとめより「ナゼか今、カセットテープが再注目されているらしい」
それによると、
・2013年には、磁気テープ生産量は2012年度に前の年より7%弱増え、3年連続のプラスとなっている
・2012年には、大手メーカーから、カセットテープの新製品までが発売された
・「カセットテープの人気は根強く、いまも一定の販売量があります」(家電量販店)
・近年アナログレコードの売り上げが回復して注目を集めるなか、カセットテープの復興も兆しをみせている(アメリカ)
・2012年の年間チャートではカセット・テープ・シングルのセールスが前年比で3倍を記録(イギリス)
ちょっとデータが古い。
これを読むと、アナログレコードが復興してきたように、カセットテープも人気になってきたみたいに感じるけど、
本当にそうなのだろうか?
アメリカやイギリスではどうか知らないけど、非常に低い売上の中で、わずかに上がってきてるだけじゃないのだろうか?
それも高齢者中心に。
上記の記事でも、このように書かれている。
・スマホ・PCからのダウンロードは、ハードルが高い難しいという人がいる
・ネットが苦手な年配のカラオケ愛好家らが使っている
・高齢者の音楽ファンにとって、聴きやすい音楽ツールはカセットテープなのだ
・若者に売れていた頃の薄型ケースを、高齢者向けにわざと分厚くして持ちやすくしている
これは、カセットが再注目されているのではなく、高齢者が音楽を楽しむようになってきた、というほうが正しい気がする。
ところで、僕が10代の頃、音楽を聴くのはカセットが主流だった。
だいたいレコードは高価でもったいないので、買ったらすぐにカセットに録音し、その後はずっとカセットのほうを聴いていた。
ラジカセという、ラジオとカセットデッキが一体になったお手軽なオーディオ機器(ここをお読みの方は知ってますよね)があり、
持ち運びも出来るし、エアチェックも簡単に出来て、非常に便利なものがあった。
夏場だと、海水浴にもラジカセを持って行き、ビーチで音楽をガンガン鳴らしながら太陽の光を全身に浴びたりもした。
クルマのオーディオもまだカセットが主流で、カーCDが普及するのは80年代後半になってからだったと思う。
ここをお読みの方も、自分の好きな曲ばかり集めたカセットを作ったり、あるいは彼女のお気に入りだったり、
そういうオリジナルカセットをクルマで流した経験のある人も多いだろう。
今思うとカセットは不便だ。
まず、曲の頭出しが困難だった。
頭出しが出来る機能のあるデッキもあったが、それでも曲と曲の間が数秒間空いてなければならず、
また、あまり何度も早送り、巻き戻しを繰り返すとテープが伸びたり、切れたりする危険もあった。
なので、基本的に最初から最後まで順に聴いていかなければならない。
ただ、そのために最初は好きでなかった曲が、何度も繰り返し聴いてるうちに好きになる、ということも多々あったと思う。
今、CDプレイヤーで音楽を聴く時代も終わりが近づき、デジタル化したものを聴くのが主流になっている。
そうなると、気に入らない曲は飛ばす、あるいは最初から好きな曲だけDLするようになる。
第一印象で、これは好みじゃないと思った曲が、今後好きになる可能性は皆無だ。
それはちょっとさびしいことだと思う。
今さら、カセットテープが復権したほうがいいとは思わないけど、ますます音楽の使い捨てが進むんだろうなと思った。