Music Mania

No Music No Life

33歳過ぎたら、人は新しい音楽を聴かなくなる

2015年09月19日 | 音楽
最近のネットニュースで「人は33歳になると新しい音楽を聞かなくなる」傾向があるというのがあった。

(以下引用)

音楽ストリーミング配信サービスのSpotifyが、アメリカ人のユーザーを対象におこなったこの調査。
それによると、10代の若者の音楽の好みはポップミュージックが大半を占めているが、
20代後半になると徐々にその割合が小さくなり、30代前半で新しい音楽を聴くのをやめてしまう傾向があったとか。
年をとるにつれてポップミュージックを聴かなくなる理由としては、20代に入ると音楽の趣味が成熟し、
テレビやラジオで流れてくるようないわゆるヒット曲よりもマイナーなアーティストの曲を発見したり、
10代の頃に聴いていた懐かしの曲を再び聴き始めたりするためだと考えられるそう。


(引用終わり)

なんとも違和感のある文章。
これって、30代前半になると新しい音楽を聴かなくなる、というより、ヒットチャートに関心がなくなる、ということだろう。
マイナーだけど新しい音楽をやってる人だっているし、ヒットチャートにもベテランの渋いアーティストだっている。

自分の例を考えて見ると、10代前半の頃はテレビ番組の「ザ・ベストテン」とか「歌のトップテン」みたいな番組が大好きで、
毎週欠かさず見ていた。
もちろん上位10位に入ってる曲は全部好きってわけではないし、正直いって演歌だったりするとガッカリしたけど、
それでも毎週熱心に見ていた。
高校生くらいになると、洋楽のヒットチャートにも興味を持ち始めて、雑誌「ミュージックライフ」は僕らのバイブルだった。
でも、20代になると、そういうのに興味が薄れてきたのも事実。
結婚してからは比較的家にいることが多くなり、歌番組なんかも見ていたが、以前ほど熱心には見ていなかったと思う。
土曜日の午後にクルマを運転すると、よくFMでカウントダウン30みたいな番組が流れてるけど、いちおう軽く聴いてたりはする。
最近のお気に入りは家入レオで、歌もうまいし、曲もいい。
バンド系だとゲスの極み乙女かな。
テクニカルなプログレ風ロックで、僕の好みだ。

ヒットチャートではなく、新規開拓という点でいえば、30歳を過ぎてからも次々と聴いたことがないアーティストを掘り出している。
洋楽の場合、輸入盤がかなり安く買えるのと、youtubeでたくさん聴けるので、いくらでも開拓できるのだ。
でも、こういうのって、「33歳すぎても新しい音楽を聴いてる」とは言わないんだろうな。
また、ポップスではなく、クラシックやジャズにのめりこむのも、たとえそれが初めて聴く音楽で、自分として新しい発見であっても、
「新しい音楽を聴いてる」とはいわないだろう。

最後に「10代の頃に聴いていた懐かしの曲を再び聴き始めたりする」というのも僕はピッタリあてはまる。
先週書いた「懐かし邦楽シリーズ」なんかそれの典型だ。
さすがに後ろ向きすぎる、と自分でも思ってるので、年に1回しか書かないんだけど、いいものは年月がたってもいいものなのだ。
まれにカラオケにいっても、歌うのは古いのばっかりだし、。

と、まあここまで書いてみたんだけど、世の中には、あれほど音楽好きだったのに今はトンと聴かなくなってる、という人も多い。
そういう人たちに比べたら、ここの読者さんたちは、まだまだ音楽好きを継続している人が多いと思う。
別にいいんじゃないかな。
新しい音楽を聴かなくってもさ。
30年前の音楽でも、まだまだ新しい発見もあるしね。

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