Music Mania

No Music No Life

ブルー・アンド・ロンサム

2017年01月07日 | 音楽
昨年の12月、ローリング・ストーンズのニューアルバムが発表された。
今回は全曲ブルースのカバーということで、これは面白そうだな、と即購入したのだった。



オリジナルはどれも古いブルースなんだけど、ストーンズが演奏すると紛れもないストーンズ流ロックになる。
デビュー当時からブルースのカバーをやってる彼らだけど、さすがに今回のアルバムは一日の長を感じることが出来る。
もしかすると、このアルバムを作るために50年以上ロックンロールし続けてきたのではないか、というくらいハマってる。

レコーディング期間はたったの3日。
ほとんどスタジオライブのような作業だったという。
といっても、70年代の「メインストリートのならず者」みたいなルーズなテイストではなく、なかなかタイトな演奏をしていると思う。
なんといってもミック・ジャガーがいい。
歌とブルースハープ、どちらも年輪を刻んだ大木のような存在感と、大ベテランならではの適度に枯れた味がブルースによく合う。

ギターはどっちのギターがキースでどっちがロンなのか不明。
でも、どっちだっていい。
曲によってはクラプトンっぽい音だな、と思ったら、クラプトンがゲスト参加してるらしい。
どちらも60年代からイギリスでブルースロックやってた人たちなのに、意外な気がするのはなんでだろ。

今回の曲の中で、僕が知ってたのはツェッペリンのカバーで有名な「I can't quit you baby」だけだ。
それも原曲は聴いたことないし。
ツェッペリンのへヴィでハードな演奏ではなく、こちらはもうちょっとモダンでマイルドな感じ。
おそらく原曲はこっちに近いのかな、と思いきや、原曲を探して聴いてみるとそうでもなかった。
どうしても長年聴きなれたツェッペリン版が好きだけど、原曲もストーンズ版も気に入った。

オーティス・ラッシュの原曲


ツェッペリンのカバー


ストーンズのカバー


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