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No Music No Life

ディスカバービートルズ その37

2021年03月06日 | ビートルズ


2月28日放送のディスカバービートルズは、「やっぱり後期もジョン・レノン」ということで、後期ビートルズのジョン特集。
初期のビートルズはジョンのバンドでジョンの作曲力がずば抜けてるのは周知の事実であるが、後期も才能は枯れたわけではなく名曲のオンパレードなのだ、ということを和田唱氏が熱く語る。
一般的には、後期ビートルズというとポールの活躍が目立つし、皆が知ってる名曲、例えば「レット・イット・ビー」や「ヘイ・ジュード」などもポールの曲だ。
さらにこの頃になるとジョージも才能を発揮して名曲を出してくる。
それに対してジョンの曲って、ちょっとマニアックで通っぽい雰囲気があると思う。

今回の放送でかかったジョンの曲は以下の8曲。

アイアムウォルラス
レボリューション
ディアプルーデンス
グラスオニオン
ヘイブルドック
ドントレットミーダウン
アイウォントユー(エンディングのみ)
カムトゥゲザー

おそらくビートルズのファンじゃない人は知らない曲が多いだろう。
どれも個性的でカッコいいけど、ちょっととっつきにくいものばかりだ。
そしてビートルズの深さがここにあると思う。

毎回和田唱氏が担当のときは、彼所有のモノラルレコードからかけられるのだけど、今回初めて知ったこと。
オリジナルモノラルレコードの「アビーロード」だと、A面最後の「アイウォントユー」のエンディングで針飛びが発生するということ。
ご存知のようにこの曲のエンディングは、ノイズまみれになってカオスになってきたところで突然プツっと切れるんだけど、ここに針飛びでレコードの回転が変な感じになってくるのである。
この曲のもつある種の怖さが強調されて、オカルトチックな仕上がりになってるのだった。

毎回和田唱氏の担当回は彼自身のビートルズ弾き語りがある。
いつも思うんだけど、真のビートルズファンによるビートルズカバーは、たとえギター一本でも美味しいところはちゃんと再現されていて、とても聴き甲斐がある。
今回は「アクロスザユニバース」だったけど、とても良かった。