今日は、1956年(昭和31年)の映画「洲崎パラダイス赤信号」について。
同時期の映画「赤線地帯」が思いの外とても良かったので、同系列の映画を探したところたまたま発見した。
こちらは男女関係を中心とした人間ドラマで、ダメ女とダメ男というダメ人間コンビが面白い。
元娼婦のツタエとやる気のない無職のヨシジはお金もなくフラフラと彷徨っている。
こうなったら再び娼婦に戻るしかないと、花街の洲崎パラダイスへ向かうが、手前の居酒屋で「女中募集」の看板を見つける。
ツタエは住み込みで仕事をもらい、おかみさんの紹介でヨシジは近くの蕎麦屋で働き始める。
ツタエは店の常連であるオチアイと良い仲になり、アパートを借りてやるとのことで店を出て行く。
ヨシジは同じ蕎麦屋で働くタマコに惚れられる。
ツタエからすれば、甲斐性のないヨシジより、お金もあり事業も上手くいってるオチアイの方がいいはずである。
またヨシジからしても、浮気性で根無草のようなツタエより、真面目で可愛いタマコの方がいいはずだ。
それなのに、結局二人は元鞘に戻っていく。
居酒屋のおかみさんもおかみさんで、他の女と出て行った夫に愛想をつきながらも、ふと夫が帰ってくると今までのことはなかったように大喜びする。
タマコもタマコで店の金をくすねるようなヨシジをダメ人間と知りながら、世話をせずにはいられない。
ダメな人に惹かれる人というのはいつの時代にもいる。
洲崎パラダイス赤信号はとても古い映画だけど、男女関係というのは今も昔も非常に微妙なところで成り立っているのがわかる。
今ならYouTubeで見れるので興味のある方はどうぞ。
ついでに言うと、この映画のテーマ曲もいい。すごく前衛的というか、不気味というか、こういうのってどういうジャンルになるのだろうか。
映画の重要な場面で流れるんだけど、不思議な魅力がある。
suzaki paradise: red light 1956 eng sub
同時期の映画「赤線地帯」が思いの外とても良かったので、同系列の映画を探したところたまたま発見した。
こちらは男女関係を中心とした人間ドラマで、ダメ女とダメ男というダメ人間コンビが面白い。
元娼婦のツタエとやる気のない無職のヨシジはお金もなくフラフラと彷徨っている。
こうなったら再び娼婦に戻るしかないと、花街の洲崎パラダイスへ向かうが、手前の居酒屋で「女中募集」の看板を見つける。
ツタエは住み込みで仕事をもらい、おかみさんの紹介でヨシジは近くの蕎麦屋で働き始める。
ツタエは店の常連であるオチアイと良い仲になり、アパートを借りてやるとのことで店を出て行く。
ヨシジは同じ蕎麦屋で働くタマコに惚れられる。
ツタエからすれば、甲斐性のないヨシジより、お金もあり事業も上手くいってるオチアイの方がいいはずである。
またヨシジからしても、浮気性で根無草のようなツタエより、真面目で可愛いタマコの方がいいはずだ。
それなのに、結局二人は元鞘に戻っていく。
居酒屋のおかみさんもおかみさんで、他の女と出て行った夫に愛想をつきながらも、ふと夫が帰ってくると今までのことはなかったように大喜びする。
タマコもタマコで店の金をくすねるようなヨシジをダメ人間と知りながら、世話をせずにはいられない。
ダメな人に惹かれる人というのはいつの時代にもいる。
洲崎パラダイス赤信号はとても古い映画だけど、男女関係というのは今も昔も非常に微妙なところで成り立っているのがわかる。
今ならYouTubeで見れるので興味のある方はどうぞ。
ついでに言うと、この映画のテーマ曲もいい。すごく前衛的というか、不気味というか、こういうのってどういうジャンルになるのだろうか。
映画の重要な場面で流れるんだけど、不思議な魅力がある。
suzaki paradise: red light 1956 eng sub