Music Mania

No Music No Life

土方歳三

2021年10月02日 | 日常
9月22日放送の歴史探偵は、戊辰戦争での土方歳三はなぜ強かったのか、というテーマだった。

箱館戦争の二股口の戦いでは、5倍の兵力を持つ政府軍を打ち破った。
土方たちは五稜郭を守るべく街道沿いの山のいたるところに胸壁と散兵坑を設けて迎え撃つ。
では実際どれくらいの胸壁を作ったのかを上空からレーダー照射して赤色立体地図を作って確認してみると、山の尾根沿いに13箇所、それも十字砲火が出来る配置に設けられていた。
天然の地形をよく読んで、山全体を要塞にしたいたと思われる。

土方は剣豪のイメージが強いが、銃の重要性に気づいていた。
新撰組の武力を時代遅れにさせないため、大砲や銃の訓練も行なっており、近代化を進めていたが、鳥羽伏見の戦いでは惨敗してしまう。
これは旧式の銃と新式の銃の違いが大きいとされる。
番組では、新政府軍は銃身にライフリングを施したミニエー銃を使っていたのに対し、新撰組は旧式のゲベール銃を使っていたと解説していた。
幕府軍は部隊によっては新式銃を使っていた説が有力だけど、新撰組は違っていたのだろう。
このため嫌いだった外国人の下で近代戦を学び、剣は役に立たないと判断するという柔軟性をもっていた。

土方という人物は合理的な人で、勝つためならなんでも取り入れた。
そのため、一般の武士が嫌った伝習隊に合流した。
この伝習隊というのは、火消しや博徒など荒くれ者が多かったが、土方は近代戦の指揮官として彼らを上手に扱った。

土方歳三は鳥羽伏見の戦いに始まる戊辰戦争を各地で戦い生き延びてきた。
しかし、元々明治の世に生き続けるつもりはなかったのだろう。
この辺の感覚は西南戦争時の西郷隆盛と似ているように思うのだった。

ディスカバークイーン その7

2021年10月02日 | 音楽


ディスカバークイーン、9月度まとめ

フレディの誕生日ということで、クイーンコピーバンド、グイーンのボーカルであるフレディ波多江さんをゲストに迎えて話を聞く。たまたま声が似てたということでバンドを結成し、テレビ番組「イカすバンド天国」に出演、審査員特別賞を受賞する。
クイーン本家はレコードとライブではサウンドがかなり違う。
レコードではオーバーダビングが多く、かなり凝った音作りがされているが、ライブではシンプルなバンド演奏で歌メロもコーラスも違っている。
しかしグイーンでは、サポートミュージシャンをたくさん入れて、レコードのサウンドをステージで再現するようにしている。
ビジュアル的には、昔のミュージックライフの世界を再現するようにしている。
グイーンはライブの収益を、ブライアンとロジャーが運営するエイズ患者支援団体に寄附している。
そのため、ブライアンとロジャーから感謝状をもらっている。
また、ポールマッカートニーの前でもライブしたことがあり、とても高評価をいただく。

クイーンズクロニクル
西脇さんによるマニアックな解説、今回は5枚目「華麗なるレース」から。
セルフプロデュースで自分たちの好きなようにレコーディングし始めたアルバム。
このアルバムからロジャーのドラムがよりパワフルに聞こえるようになっている。
理由はアンビエンス(臨場感のあるマイク)の使い方を変えてきたから。
1曲目「タイ・ユア・マザー・ダウン」。
イントロのフレーズは「ホワイトマン」や「手を取り合って」の伏線が貼られている。
「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」
8分音符のピアノのアルペジオはフレディが得意とするパターン。
エンディングは、一旦録音したコーラス音源を逆回転してディレイ処理をしたあと、再び正回転に戻している。
「ロング・アウェイ」
クイーンにしては珍しく12弦ギターを使用している。
「ミリオネア・ワルツ」
ジョンのベース、最初の2分間くらい、とても暴れていて発想力が面白い。
ロジャーのドラムが入ると裏方に徹してボトムを支える。
「ユー・アンド・アイ」
みんなのバンド愛が結実している。
「愛にすべてを」
アレサフランクリンに憧れたフレディがゴスペルを意識して作った曲。
掛け合いコーラスや、ペンタトニックスケールの下降フレーズなどにそれが現れている。
「ホワイト・マン」
ブライアン作のヘヴィな作品。
3拍フレーズを上手く使っていて、次作に繋がっている。
「懐かしのラバーボーイ」
この曲以降ミュージックホール風の曲を作らなくなるが、最後だけあって完成度が高い。
「さまよい」
ロジャー作には珍しくアンニュイな雰囲気。
夢の中のような世界を表現している。
「手を取り合って」
ブライアンがピアノとギターとハーモニウムを演奏。
コーラス部分は大人数で歌ってるように様々な工夫がされている。

クイーンズコミュニティ
今回のゲストはデーモン閣下。
元々デーモン閣下は大学時代、サンプラザ中野くんのいたバンド、スーパースランプに中野くんの後釜ボーカルとして加入していた。
中野くんが脱退する最後のライブを見に行って衝撃をうけた。
クイーンを聴くきっかけはラジオで流れていたのを聴いて好きになったこと。
邦楽も洋楽もなんでも聴いていて、歌謡曲もよく聴いていた。
軽音部に入ったのは大学時代。
初めてカバーしたクイーンは「セイブ・ミー」。
映画「ボヘミアンラプソディー」でもあったが、バンド内での作詞作曲の名義でもめることがある。
そのため、バンドメンバー全員のクレジットにすることがある。実際に爆風スランプでもこういうことがあった。聖飢魔IIではなかったらしい。
名曲「ボヘミアンラプソディー」の中間部、こういう奇想天外な楽曲展開を聖飢魔IIでもやろうとしたけど、できなかった。
どうしてこんなことが出来るのか、メンバーは全員容認してたのか?
ぜひメンバーに聞いてみたい。