Music Mania

No Music No Life

男は黙ってサザンロック

2013年03月09日 | 音楽
地方の時代と言われて久しい。
ご当地グルメ、ゆるキャラ、観光地整備、大河ドラマ誘致など、地方の努力も目覚しいものがある。
というわけで、今回は地方色の強いロックを取り上げてみようと思う。

第1段はアメリカ南部のロック・ミュージックである、サザンロックだ。



サザンロックとは、南北戦争時の南軍だった地域(アメリカ南部連邦)の男たちが演奏する、豪快で泥臭いロックのことだ。
南軍旗をシンボルとし、故郷をテーマとした歌を大音量で演奏する。
バンドはブリティッシュロックのような少数精鋭ではなく、ツインギターやトリプルギター、ツインドラムなど比較的大人数のバンドが多い。
長髪、ヒゲヅラでカウボーイハットなんかをかぶってる人がいるのも特徴だ。

今日はそんなサザンロックを何曲か聴いていただこう。

「オールマン・ブラザーズ・バンド」

おそらく日本で一番人気のあるサザンロックのバンドがオールマン・ブラザーズ・バンドだろう。
理由はわからないが、ギタリストがサザンロック界一のスターであるデュアン・オールマンだからではないだろうか?
彼が他界してから人気が落ち込んでいるので間違いないと思う。
もちろん、アメリカ本国ではデュアン亡き後も活躍し人気を維持している。

The Allman Brothers Band - Whipping Post


「レーナード・スキナード」

先のオールマンズと並び絶大な人気を誇るバンドがレーナード・スキナードだ。
余談だが、北朝鮮に拉致されていた蓮池さんがファンだったことで少し注目されたのも懐かしい。
豪快な中にも哀愁が感じられるメロディがあるのが特徴で、高い演奏技術で聴かせてくれる。

LYNYRD SKYNYRD - Sweet Home Alabama


「38スペシャル」

僕がリアルタイムで買った唯一のサザンロックのアルバムが38スペシャルの「ツアー・デ・フォース」だった。
たしかLPの帯には「アメリカン・ロックは俺たちにまかせとけ」と書かれていたと思う。
その言葉通り、まさにアメリカンなロック・サウンドでお気に入りだったのだが、僕以外の人間にはウケが悪かった。
当時のアメリカン・ロックはLAメタル全盛期で、サザンロックはお呼びじゃなかったのだろう。

38 Special - Wild-Eyed Southern Boys


「アトランタ・リズム・セクション」

他のサザンロック勢とは一味違う都会っぽさを併せ持つサウンドで、曲によってはAORっぽさもある。
僕はこのバンドについてはまだまだ知らないことだらけなのだが、けっこう魅力的だと思う。

Atlanta Rhythm Section "So Into You"


現在、アメリカ本国でもサザンロックはあまり人気があるとはいえない。
やはり南部出身で南軍旗を掲げるようなバンドは、白人至上主義、レッドネック(田舎者)、保守派といったイメージが強いからだろう。
ただそういったイメージから離し、音楽だけで見ると独特のサウンドには魅力があると思うのだった。








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