11月29日放送のディスカバービートルズは、「ゾーンに入ったポールマッカートニー2」ということで、後期ビートルズの中からポールのノリに乗った曲紹介だった。
ジョンと違い、とても真面目に音楽に取り組んでた感のあるポールだけど、まさに才能爆発状態で、いろいろなアイデアを試しては、それを名曲と呼ばれる域にまでもっていってレコードにするというのを繰り返している。
毎月最終週のディスカバービートルズは、トライセラトップスの和田氏がDJなのだが、彼はモノラルのアナログレコードにこだわりがあり、毎回自分の持ってるレコードをかけている。
今回ももちろん所有のモノラルレコードからのオンエアだが、「ヘルタースケルター」のモノラル版を初めて聴いた。
すると、いつも聴いてるステレオ版とはエンディングがぜんぜん違っていて驚いた。
極めて貴重な音源を聴くことが出来て良かったんだけど、僕としてはステレオ版の方が好きだ。
他に、「レットイットビー」のシングル版もオンエアされた。
この曲も2バージョンあり、一つはアルバム「レットイットビー」収録のフィル・スペクターがプロデュースしたもの。
もう一つがジョージ・マーチンプロデュースのシングル版で、僕は断然こっちの方が好きだ。
1981年の映画「悪霊島」の挿入歌になったのはこのシングルバージョンだった。
当時、中学生だった僕と友人達は横溝正史の小説にはまっていて、秋に悪霊島の実写版が上映されることがわかり、是が非でも見に行かねば、と考えていた。
夏くらいからラジオでCMが流れるようになり、バックにはレットイットビーか流れていた。
それを気に入った友人の一人がレコードを買い、それを録音したカセットテープが回ってきたのが、僕とビートルズとの出会いになる。
なので、レットイットビーは僕にとってとくに重要な曲なのだ。