Music Mania

No Music No Life

ディスカバービートルズ その19

2020年10月24日 | ビートルズ


10月18日放送のディスカバービートルズはサージェントペパーズからB面だった。
1曲目はジョージの「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」。
前作リボルバーの「ラブ・ユー・トゥー」に続くインド音楽ナンバーで、昔から賛否分かれる曲である。
僕も初めて聴いた中学生の頃は、今ひとつ理解出来ない曲、というより、若者が聴く音楽ではないような気がしてあまり聴いてなかった。
今あらためて聴くと、この曲はワンコードで出来ていて、それでもメロディラインが美しくて、よく出来た音楽だと思う。
それでもサージェントペパーの中では浮いた作品であるように思う。
当初の予定では、「オンリー・ア・ノーザン・ソング」(後にアルバム、イエローサブマリンに収録)される予定だったけど、却下されたという。
僕には、「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」より「オンリー・ア・ノーザン・ソング」の方がこのアルバムのコンセプトに合ってるような気がするけど。

B面の最後を飾るのは「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」で、その前に表題曲のリプライズがはいっている。
いかにもコンセプトアルバムらしいやり方で、これは単なる曲の寄せ集めではないことを強調している。
この曲が終わると同時に「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」が始まる。
このアルバムのラストを飾るに相応しい曲だと思う。
とくに最後のピアノのコード音は堂々としていて感動的だ。

ビッグダディというアーティストが1992年に発表した「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」というアルバムがある。
一枚まるごとサージェントペパーのカバーなのだが、アレンジが全てオールディーズナンバーを下敷きにしたものになっている。
これがなかなか面白くて、原曲のイメージから相当離れた曲もあり、言われなければわからないのもある。
例えば、この「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ザ・ダイヤモンズ」なんて、完全にフィフティーズのロックンロールにアレンジされていて、原曲がわからなくなっている。

Lucy In The Sky With Diamonds
この記事についてブログを書く
« なぜか上海  | トップ | ギャビー・バレット »
最新の画像もっと見る