Music Mania

No Music No Life

ディスカバー・ビートルズ その6

2020年07月25日 | ビートルズ


7月19日のディスカバー・ビートルズは、進行をつとめる杉真理氏と和田唱氏の対談だった。
二人とも大のビートルズマニアということで、ビートルズとの出会いや好きなエピソードなどを話してくれた。
大のビートルズマニアともなれば、ビートルズについて詳しすぎるため、逆に話題がなかったりすることがあるけど、ラジオ番組だけあってお互いストーリーを考えてあったと思われる。
二人とも小学生高学年のときにビートルズに出会ってハマっていったとのこと。
前にも書いたけど、今の時代にビートルズにハマろうとすると、それは小学校高学年から中学生くらいでなければならない。
音楽に対する理解力と無垢さが同時に備わってるのはこの時期しかなく、遅くとも高校生くらいには出会っていないといけないと思う。
いろいろな音楽を聴き漁って、さあいよいよビートルズに入ろうかと思っても、時すでに遅しなのだ。

18年くらい前のことだけど、ブートレグ専門誌「ゴールドワックス」で「ビートルズをケチョンケチョンにけなそう」という企画があった。
60年代後半頃から洋楽ロックを聴き始めた世代だと、ジミヘンにジャニス、ツェッペリンにパープル、それにフロイドやクリムゾンが登場してきて、そんな新しいロックにシビレまくった人間からすると、ビートルズは前世代でダサかったらしい。
それなのに同世代のアルフィー坂崎幸之助なんかはビートルズビートルズって言うわけで、それがたまらなくイヤだという。
それで、いろいろビートルズなんて大したことがないということを探して切りまくろうとするんだけど、調べれば調べるほど逆にビートルズの凄さがわかってきて、結局はビートルズって偉大だったんだね、というオチだったと思う。
僕は60年代後半というと、生まれてまだ物心つく前なのでホントのところはわからないんだけど、その頃に登場してきた新しいロックはかなり刺激的で、一気にビートルズを古くさせたと思う。
その時期にロック入門した人からすると、世間のビートルズ愛がちょっと気に入らないんだろうなという想像は出来る。
僕がビートルズを聞き出した80年代前半だとパンク以降の世代なので、ちょうど一周回って再評価の時期だったと思う。
80年のジョンの死、82年のデビュー20周年というタイミングもよかった。
僕より若い世代だとビートルズは殿堂入りしてしまって、好きとか嫌いとかを超えてしまったように感じる。
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