Music Mania

No Music No Life

アース・ウインド・アンド・ファイアー その3

2020年04月11日 | 音楽


今日はEWF5枚組ボックスセットから、「魂 Spirit」と「太陽神」だ。
まずは「魂」から。
このアルバムからは1曲目の「Getaway」がヒットしている。
印象としては前スタジオ作「暗黒への挑戦」からの延長線上にありながら、ややマイルドなテイストになってると気がする。
1曲目がとにかく良い出来でそれはとてもいいことなのだけど、その分他の曲が地味に感じてしまう。
聴き込みが足りないだけだと言われたらそれまでだけど。
次に『太陽神」。
このアルバムは別でCDを持っているので、今回はダブりである。
前作からの延長線上にありながら、AOR的なテイストも濃くなってきてるものの、楽曲の質はこっちの方がいいと思う。
ここからのヒット曲「ジュピター」がすごくカッコよくて良い。
僕はEWFのこういうファンキーなダンスナンバーが好きだ。
同じ路線の「Magic Mind」も素晴らしいカッティングギターが聴けて、何度も繰り返し聴いてる。
ところで、先日亡くなられた志村けんさんは、大のブラックミュージック好きでも知られている。
それはお笑いネタにも表れていて、ヒゲダンスのテーマやドリフの早口言葉の元ネタは古いファンクだし、東村山音頭の一丁目はジェイムス・ブラウンの影響だ。
レコードもたくさん持ってたらしく、かなり詳しかったと言われる。
彼の死はかなり衝撃だった。
小学生の時はほとんど毎週「8時ダヨ全員集合」を見ていたし、「ドリフの大爆笑」も「バカ殿」も毎回ではないけど見ていた。
今回もいずれ復帰して、夏頃にはバカ殿の新作でも放映されるものだと信じてたけど、すごく残念な結果になってしまった。
ご冥福をお祈りします。

アース・ウインド・アンド・ファイアー その2

2020年04月05日 | 音楽


今日はEWF5枚組ボックスセットから、「灼熱の宴」だ。
このアルバムは元々は2枚組LPで発売され、旧D面だけスタジオ録音の新曲となっている。
それが1枚のCDに収められているわけだが、どうせなら全曲ライブ録音だったら良かったのにと思ってしまう。
つまり、それくらいこのライブ録音は良いのである。
意外に思ったのは、けっこう歌よりも演奏重視のライブで、インストパートの比重が高い。
それもダラダラとインプロヴィゼーションをやってるのではなく、心地よいリズムで伸び伸びとソロ大会をやってるので、聴いていて飽きない。
前アルバム「暗黒への挑戦」からの楽曲も演奏されているが、スタジオ版よりもテンポが早く、よりファンキーなプレイが聴ける。
それにしても、この演奏の上手さはなんだろう?
これこそプロミュージシャンの演奏で、悪く言えばスタジオミュージシャンのような完璧さなのだが、抜群のグルーヴでお客さんを引っ張っていく様子が伝わってくる。
それだけに、ライブをフル収録してくれれば良かったのにと思ってしまうのだった。
ただし、スタジオ録音曲も出来はいいので、それはそれでいいのだが。

アース・ウインド・アンド・ファイアー

2020年04月04日 | 音楽


アース・ウインド・アンド・ファイアーの5枚組ボックスセットを買った。
大ブレイクとなった「暗黒への挑戦」、2枚組ライブ盤「灼熱の宴」、ダブルプラチナに輝いた「魂」、名盤の誉高い「太陽神」、そして「黙示録」までの5枚で、いずれも大ヒットアルバムばかりである。
もう10数年前になるが、アース・ウインド・アンド・ファイアー(以下EWF)のベストアルバムを買ったんだけど、その時はピンとこなかった。
期待してたよりもファンク度が低くて、普通のポップスアルバムみたい感じて物足りなかったのだ。
しかし後にアルバム「太陽神」を聴いてようやく良さがわかってきたので、いつかもっと深掘りしたいと思っていたのだ。
基本的にこの手のボックスセットは発表順に聴くのがいいと思うので、1975年の「暗黒への挑戦」から聴き始めた。
1曲目は東海地区の人ならお馴染みのテレビ番組スタイルプラスで流れてた曲。
そのほか、メロウな2曲目、ファンキーな3曲目と、とても入りやすいアルバムだと思う。
これはEWFの楽曲の特徴だと思うけど、とにかく明るくポップで洗練されている。
ジェイムス・ブラウンやスライ・アンド・ファミリーストーンがドス黒いファンクだとすると、EWFはオシャレなファンク、ポップなファンクだ。
そして、ギターの聞き所も多い。
なんといっても、アル・マッケイのカッティングワークだ。
こんな切れ味鋭いコードカッティングは、一朝一夕で出来るものではない。
年単位の地道な練習をくり返さなければマネすら出来ない高等なテクニックだ。
そんな名人芸の演奏をたっぷり聴くことが出来るのもEWFの魅力の一つだと思う。
コメント (2)