風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

映画「グラン・トリノ」

2009-05-06 | その他
映画「グラン・トリノ」を見に行った。
 映画が嫌いではないが、好きというほどでもないので、映画館へ行くのは年に一回行くか行かないかくらい。というのも、最近の作品の中には、前宣伝の割には“それほどでもなかった”という場合が多いからだ。
 今回、“見に行った”ということは、わざわざ行った?ということ。というのも、たまたまこの映画の批評を新聞で見つけたから。

 電車で大阪の梅田まで出た。今日は連休の最終日だというので梅田界隈はやたらと人が多い。上映まで時間があったので、あまり腹はへっていなかったが回転寿司店に入った。そんなに大きな店ではないが、店内はほぼ8割方席が埋まっていた。若い兄ちゃんや高齢者、親子、若いカップルなどいろんな年齢層がいたが、みんな元気がなかった。連休で遊び疲れたのか、世の中の不景気が人の顔まで暗くしているのか…。

 そんな余計なことを考えながら7皿ほど食った。見た目は旨そうだったが、味はそれほどでもなかった。金を払う時に、シルバー割引のために免許証など、年齢の証明になるものを持ってこなかったことに気付いた。ここまで来て悔やんでも仕方がない、時間もそろそろなので映画館に向かった。

 切符売り場に着くと、もう一番前の方か横手の方しか空いてないという。「横手でいい」というと、「割引対象は?」と聞いたので、一瞬戸惑ったが「シルバー」といったら、係員は「千円です」といった。年齢を証明するものはいらなかったのだ。そういえば、料金表にも学生割引は学生証の提示をと書いてあるが、他の割引の証明については何も書いてない。

 前置きが長くなったが、作品の内容はどうだったのかって?答えは「ふむー???」だ。新聞に書かれた批評に騙されたとはいわないが、わざわざ?往復千円以上の電車賃を使って観にいくだけの値打ちがあったのか…。ただ、観る人のそれぞれの評価があってしかべきもの。俺の感想はいろいろあるが、それ以上は言わないことにしよう。

 映画館を出たら小雨が降っていた。曇った電車の窓ガラスを手で拭き、外を眺めながら映画を回想していたが、どうも俺の気持ちはまとまらなかった。