風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

現状は、そんなものか

2009-05-12 | 日常
昨日、年一回の健康診断に行ってきた。
友人で「検査前数日は酒を断って当日に備える」というやつがいるが、俺は前日も普段と同じように酒も飲み当日の検査に“備えた”。

家人から、「1万6800円も払ってよう行くわ」「わたしら、献血で検査してもた上に、粗品まで貰っている…」と嫌味?をいわれて家を出た。

大きな病院だからか、早いの何の、コンベアーには乗っていないが、人が順番に送られているように次から次へと検査が進んでいく。
検査している先生方も来る人来る人に同じことをするのもつまらんやろうなと余計なことを考えて検査を受けていた。

エコー検査のとき、よせばいいのに女先生に、「この検査で、どんなことがどれくらい分かるのですか」と聞いてしまった。
先生、「まあ、腎臓や胆管などの石は比較的わかりますが」
俺、「癌はわかりますか」
先生、「この画像はモノクロでそんなに鮮明でもない。内臓脂肪の多い人などはわかりにくい」と。
俺、「そんなもんですか」
先生、「そんなものです」
と、言ったところで、外で待っている人のことを思い出してお礼をいって部屋を出た。

一昨年、昨年と二年続けて友人が肺がんで亡くなった。
後で聞いた話では、会社の定期健診ではよくわからず、自覚症状があって精密検査を受けた時にはもう手遅れだったという。

医療は日進月歩といわれているが、まだまだその力が及ばない現状は認めなければならない。

明日送られてくる結果が楽しみでもあり、心配でもあり…。