風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

酒、そして秋の風

2010-10-05 | 日常
社交ダンスサークルに入会してくれることになったOさんと京都にダンスシューズを買いに行った。帰り道、久しぶりの京都の街だから、このまま帰るのはもったいない?ということになり、一杯だけと居酒屋に。

居酒屋の入り口には暖簾がなく「準備中」の札が。中を覗くとオヤジが椅子を並べて昼寝中。時計を見ると4時半、開店まで30分もある。帰りかけると、起き上がったオヤジが、「料理の品数は全部できないが、それでもよかったら」といってくれたので、椅子に座った。

Oさんと酒を飲むのは初めて。何に乾杯かわからんが、とりあえず生ビールで乾杯。「嫌いではないです」と言っていた通り、Oさんのペースが速い。「生お代わり」「芋のお湯割り」と互いの好きなお酒がすすむにつれて、話もはずんだ。

それぞれのガキの頃のこと、これからの人生のこと、もちろんダンスの話も。おおいに話が合い、瞬く間に2時間が過ぎた。もう少し飲みたいという気持ちはあったが、二人のために開店を早めてくれたオヤジに「ありがとう」をいって店を出た。

こんな短時間で二人が心打ち解けて話し合えるようになったのは、やはりお酒があってのことか?「美味い酒だった」「いい話ができた」「ありがとう」といいあいながら、西の空に夕陽が残る河原町を駅まで歩いた。
通り過ぎる秋の風が火照る顔に心地よい。

※「河原町 男二人に 秋の風」・・・オヤジ二人、ちょっと色気がない?
※「京の宵 寄り添う肩に 秋の風」・・・前を歩く若いカップルは…