風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

冷たい秋風が

2010-10-29 | 社会
今年も秋の深まりとともに列島に木枯らし一号が吹き、北の国に初雪が降る季節を迎えた。
こんな季節に、オレが長年働いてきたP社の茨木事業所でリストラの嵐がまた吹き荒れているという。

プラズマテレビ「VIERA」の組立ラインを担ってきた請負労働者の数百人が、先月と今月末で契約期間「終了」ということでクビになるのだ。

彼らの契約は2、3ケ月の繰り返し、いつ「明日からは来なくていいよ」と言われるかわからない状態で働かされてきた。中には、「勤続」18年の人もいる。

減産になれば無理やり休まされ、忙しくなると長時間の残業で、休日も駆り出された。意見を言えば、「文句があるなら辞めたら」と言われ、次の契約が不利になるので「じっと我慢してきた」という。

儲け時には“酷き使い”いらなくなったら“ポイ捨て”。人をモノのように扱う大企業の血も涙もないやり方に、オレの怒りは抑えようもない。
働く場を失い、肩を落として工場を去る彼らの背に冷たい秋風が…。


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