風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

実りの秋が…

2010-10-17 | 社会
今年は、実家の跡取り長兄が入院しているので秋の農作業を手伝いに行ってきた。
兄の息子が一人前になってからのここ数年は行ってなかった。
久しぶりに稲の匂いを嗅ぎ、籾の感触を味わってきた。


     (夏の猛暑に耐えて育った稲穂)

昔はオレら小学生も駆り出され、それこそ一家総出だった。
今は機械化で楽にはなったが、米価が下がり続け、生産費すら賄えない状態に穫り入れを励むみんなの顔も冴えない。
「次つぎと買い替えていかんならん農機具代の支払いさえままならん」と兄嫁もこぼしていた。


     (今年は1~2割方の減収だという)

「米づくりはやり甲斐もあるし好きだが、これではやってられない」という。
こんなことでは、「瑞穂の実る国」が泣くというものだ。


※久かたに 郷の堤に 立ち見れば 声上げ駆ける 幼き我が