「しんぶん赤旗」14日付より
大阪弁護士会は14日、橋下徹大阪市長が実施している「大阪市職員に対する労使関係に関するアンケート調査」の中止を求める中本和洋会長声明」を発表した。声明では、同調査の内容が「思想信条の自由、政治活動の自由の侵害」「労働組合活動の自由の侵害」だとした上で、「職務命令、処分等の威嚇力を利用して職員に回答を強要するものであり、到底許されるものではない」と、ただちに中止することを求めている。
また、弁護士2000人で組織され、「基本的人権をまもり民主主義をつよめ、平和で独立した民主日本の実現に寄与すること」を目的(自由法曹団紹介より)に活動している「自由法曹団」も「違憲・違法の調査の即時中止を求める」声明を出している。
橋下氏は、違法性があるとの指摘も出ているアンケートの質問内容について記者に聞かれ、「違法かどうか結論は出ていない」「違法行為があればしかるべき手続きで修正される。一方的にやろうとしても労働委員会などがある」と言いつつ、一方で、「弁護士会の言うことなんか一番あてにならない」(14日:共同)と述べている。
橋下氏のコメントをいろいろ探して見たが、大阪弁護士会会長声明などが述べている、この調査の内容もやり方も「違憲・違法」だという肝心ところについては何も語っていない。
語れないのか、それとも意識的に彼独特の、都合の悪いことについては論点をはぐらかす「戦術」で逃げようとしているのか。
橋下氏は市長である前に弁護士である。「違憲・違法」だという指摘に正面から答えるべきだ。
大阪弁護士会は14日、橋下徹大阪市長が実施している「大阪市職員に対する労使関係に関するアンケート調査」の中止を求める中本和洋会長声明」を発表した。声明では、同調査の内容が「思想信条の自由、政治活動の自由の侵害」「労働組合活動の自由の侵害」だとした上で、「職務命令、処分等の威嚇力を利用して職員に回答を強要するものであり、到底許されるものではない」と、ただちに中止することを求めている。
また、弁護士2000人で組織され、「基本的人権をまもり民主主義をつよめ、平和で独立した民主日本の実現に寄与すること」を目的(自由法曹団紹介より)に活動している「自由法曹団」も「違憲・違法の調査の即時中止を求める」声明を出している。
橋下氏は、違法性があるとの指摘も出ているアンケートの質問内容について記者に聞かれ、「違法かどうか結論は出ていない」「違法行為があればしかるべき手続きで修正される。一方的にやろうとしても労働委員会などがある」と言いつつ、一方で、「弁護士会の言うことなんか一番あてにならない」(14日:共同)と述べている。
橋下氏のコメントをいろいろ探して見たが、大阪弁護士会会長声明などが述べている、この調査の内容もやり方も「違憲・違法」だという肝心ところについては何も語っていない。
語れないのか、それとも意識的に彼独特の、都合の悪いことについては論点をはぐらかす「戦術」で逃げようとしているのか。
橋下氏は市長である前に弁護士である。「違憲・違法」だという指摘に正面から答えるべきだ。