風・感じるままに

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ワタミ会長、それどういうこと?

2012-02-24 | 社会
居酒屋「和民」(ワタミフードサービス)の当時26歳の女性社員が長時間労働によるストレスが原因で自殺した件について、労働者災害補償保険審査官は労災として認定した。遺族は当初、労基署に労災認定を申請されていましたが認められず審査請求していた。

訴えによると、この社員は2008年4月の入社間もなく、5~7日間の連続(深夜)勤務や月100時間を超える残業で心身とも耐えられなくなり自ら命を絶ったもの。ご家族によると、残された手帳には亡くなるおよそ1か月前に、「体が痛いです。体が辛いです。気持ちが沈みます。早く動けません。どうか助けて下さい。誰か助けて下さい」を残していたという。

この労災認定に対して、皆さんもよく御存じの渡邊美樹会長は自身のツイッター(21日)で次のようにコメントしているのです。
【労災認定の件、大変残念です。四年前のこと 昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理 できていなかったとの認識は、ありません。ただ、彼女の死に対しては、限りなく残念に思っています。会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです】と。

何というコメントか。当初、わたしはこれを見てわが目を疑った。
「労災」として「認定」されたことが「残念」なのか? 「労務管理できていなかったとの認識はありません」とは、「労務管理」はちゃんとできていたということなのか?
希望を持って社会に踏み出したばかりの若い女性を死なせておいて、会社として、会長としての責任をまったく感じないのかと言いたい。

それにしても、このような人物をコメンテーターとして出演させているテレビ局があるが、よくも恥ずかしくないものだ。
わたしの怒りのマグマはしばらくは収まりそうもない。

※追記
これがワタミの会社としての公式コメントです。