昨日からのトップニュースは、何といってもあのチリ鉱山の落盤事故救出作業の成功です。チリ国民はもちろん、世界中が「奇跡の瞬間」を見守り、その成功を喜んでいます。
しかし、この事故に関してほとんど報道されないもう一つの事実があります。
それは、同鉱山には脱出口や避難階段などがなく、以前から労働組合が問題にしていたこと。また、2007年には労働者が亡くなる事故が起き、この時に一旦閉鎖されたが、翌年には安全基準を満たしたとして会社は安全対策を図らないまま操業を再開していた。
また、今回の事故でも、閉じ込められた33人の家族の一部が所有会社を損害などの容疑で刑事告発し、同国最大の労組である中央統一労組は、今回の事故は「利益を求める会社の貪欲(どんよく)さ」が起こしたと非難しているという。
メディアの過熱した報道ぶりに目を奪われることなく、隠された、報道されないもう一つの真実を見る目も必要ではないか。
しかし、この事故に関してほとんど報道されないもう一つの事実があります。
それは、同鉱山には脱出口や避難階段などがなく、以前から労働組合が問題にしていたこと。また、2007年には労働者が亡くなる事故が起き、この時に一旦閉鎖されたが、翌年には安全基準を満たしたとして会社は安全対策を図らないまま操業を再開していた。
また、今回の事故でも、閉じ込められた33人の家族の一部が所有会社を損害などの容疑で刑事告発し、同国最大の労組である中央統一労組は、今回の事故は「利益を求める会社の貪欲(どんよく)さ」が起こしたと非難しているという。
メディアの過熱した報道ぶりに目を奪われることなく、隠された、報道されないもう一つの真実を見る目も必要ではないか。