風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

橋下氏、あなたも法律家でしょ!

2012-02-17 | 社会
17日夕方のニュースは、大阪市の橋下徹市長が業務命令として行っている職員アンケートについて、実務を仕切っていた市特別顧問の弁護士野村修也氏が記者会見し、「16日を期限として回収した回答の開封、集計作業を凍結する」ことを伝えた。
この中で野村氏は、組合側が不当労働行為に当たるとして大阪府労働委員会に救済を申し立てたことを受け、「法的な手続きが開始された以上、推移を見守るのが適当(と判断した)」と説明した。

この野村記者会見について同日夕方、橋下市長は記者に聞かれて、「僕は問題ないと思っているが、野村顧問が法律家として判断した。解明時期が延びるかもしれないが、踏み込んだ調査結果を楽しみにしている」と話したという。

橋下さん、冗談を言ってはいけませんよ。いったいこの調査は、貴方が野村氏に命じてやらせたのではないのですか。対象職員に出した文書にはちゃんと「橋下徹」と書いてあるではないですか。あなたの知らないところで野村氏が勝手に「凍結」したのですか。あなたの意に反してそんなことができる訳ないでしょう。

「野村顧問が法律家として判断した」と。あなたも弁護士で法律家ではないですか。調査内容も方法も「違憲」「違法」だと指摘されていることに、何でまともに答えないのですか。答えることができないのですか。

年甲斐もなく、ちょっと熱くなってしまいましたことお許しください。

橋下氏はズルくないか?

2012-02-15 | 社会
                                      「しんぶん赤旗」14日付より

大阪弁護士会は14日、橋下徹大阪市長が実施している「大阪市職員に対する労使関係に関するアンケート調査」の中止を求める中本和洋会長声明」を発表した。声明では、同調査の内容が「思想信条の自由、政治活動の自由の侵害」「労働組合活動の自由の侵害」だとした上で、「職務命令、処分等の威嚇力を利用して職員に回答を強要するものであり、到底許されるものではない」と、ただちに中止することを求めている。

また、弁護士2000人で組織され、「基本的人権をまもり民主主義をつよめ、平和で独立した民主日本の実現に寄与すること」を目的(自由法曹団紹介より)に活動している「自由法曹団」も「違憲・違法の調査の即時中止を求める」声明を出している。

 橋下氏は、違法性があるとの指摘も出ているアンケートの質問内容について記者に聞かれ、「違法かどうか結論は出ていない」「違法行為があればしかるべき手続きで修正される。一方的にやろうとしても労働委員会などがある」と言いつつ、一方で、「弁護士会の言うことなんか一番あてにならない」(14日:共同)と述べている。

橋下氏のコメントをいろいろ探して見たが、大阪弁護士会会長声明などが述べている、この調査の内容もやり方も「違憲・違法」だという肝心ところについては何も語っていない。
語れないのか、それとも意識的に彼独特の、都合の悪いことについては論点をはぐらかす「戦術」で逃げようとしているのか。
橋下氏は市長である前に弁護士である。「違憲・違法」だという指摘に正面から答えるべきだ。

橋下徹氏のつぶやき

2012-02-09 | 社会

久しぶりに橋下徹大阪市長のツイッターを見て、そのツイート(つぶやき)の多さに驚きました。

2月4日38回、5日27回、6日34回(ツイートの数は回と数えたらいいのか?)、3日間で99回のツイートを行っているのです。

まあ、今はいつでもどこからでも簡単に投稿できるので、「ツイートにかかった時間は?」というようなことは言いたくないのですが。それにしても…。

橋下市長の行政施策や言動についての評価はそれぞれあると思いますし、私が彼のツイートの一つ一つについて、ここでコメントする気はありません。

ただ、彼の「つぶやき」をずーと見ていると、〝自分に対する批判には徹底的に「論破」するまでツイートしまくる〟という気性?が垣間見え、ちょっと怖くなりました。

今月のお薦め曲:「バラ色のダンス」

2012-02-08 | 趣味

久々の〝お薦め曲〟は杉良太郎の「バラ色のダンス」です。

杉良太郎といえば誰もがご存知の俳優で、現在の夫人は演歌歌手の伍代夏子さん。息子の俳優山田純大は、先妻との間の子。

現在、法務省・特別矯正監として、全国の刑務所をまわり刑務官の激励や収容者への講演と慰問をしている。同時に、日本・ベトナム文化友好協会理事長・外務省日本ベトナム特別大使・麻薬追放協会の会長などの肩書きを持ち社会的活動も行っている。


  (被災地の住民らと)
最近では、東日本大震災被災者支援のボランティアに妻の五代夏子さんとともに駆けつけた。また、先の大阪市長選挙では、公の場で「大阪維新の会」と橋下徹氏が強行する教育基本条例案を厳しく批判し、平松候補を支援する訴えも行っている。一流の芸能人にしては稀な、はっきり自分を主張し行動する俳優でもある。

この曲の作詞は杉良太郎本人で、作曲は演歌の作曲でよく知られている弦哲也さんです。この曲がどのような経緯でできたかはわかりませんが(ご存知の方はお知らせください)、CD発売(11年11月23日)のひと月前(10月)にベトナムで行われた日越友好音楽祭で一足先にお披露目されたということです。

初めてラジオで聞いた時から気に入っている曲ですが、カラオケの方はまだマスターできていません。
よければ一度聴いてみてください。

※曲:弦 哲也 (YouTube・動画
※詞:杉良太郎 (goo音楽・歌詞

生い立ちの景色(31) 就職組

2012-02-06 | 生い立ちの景色
1960年6月  14歳の夏

世間は、新安保条約反対の運動が高まり騒然としていた。テレビや新聞では、機動隊が国会議事堂正門前で大規模なデモ隊と衝突し、デモに参加していた大学生が死んだと伝えている。

誰かが昼休憩の時間に黒板に「安保反対」と書きよった。午後の授業にきたH先生が、「誰だ、これを書いたんは。よくわからんくせに書いたらアカン」と怒った。
新聞を読むのが好きで毎日1面から読んでいた俺だったが、「安保」のことはよくわからんかった。7月になり、岸首相がやめて池田首相に代わり、世の中は少し静かになった。

進学するか就職するか、少し悩んだが俺は働くことにした。近所ではまだ少なかったが、ここ数年で高校へ進学する人もぼちぼち出てきたが、まだまだ就職する方が多かった。そんなんで、「俺、就職するで!」といった時も、親も兄弟もそんなに驚くこともなかった。
どの会社を受けるかは、募集人数など決まらないとはっきりしないので、もう少し先になるということだった。

俺のクラスでは3分の1くらいの17、8人が就職組だった。6月からは就職組と進学組に別れて授業することもあり、進学組は英語や数学の授業時間が俺らより多かった。
クラスでは、それぞれの組の奴らが別れて話しすることが多くなり雰囲気がちょっと悪くなった。特に進学組の奴らは、進学校のことやら塾の話ばっかりだった。一方、就職組はのんびりしたものだった。

勉強が好きでなく、だからといって赤点を取るほどでもなかった俺だったが、「就職したら、もう勉強しなくてもいいんや」と思うと、ほんまに心が軽くなった。