風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

聞きたくない〝報告〟

2012-07-02 | 社会
家にいたら、地元選出の辻元清美衆院議員の宣伝カーの声が聞こえてきた。〝国会報告会を行いますのでお越しください〟というもの。

辻本議員といえば、2002年の秘書給与流用、横流し疑惑で議員を辞職し、裁判では秘書らとともに詐欺容疑等で執行猶予付懲役刑の有罪判決を受けた。

05年の総選挙では社民党から比例で復活し、09年は同区で民主党の不出馬・支援を受けることを条件に無所属で立候補・当選し4選を果した。選挙後、社民党初の女性国対委員長に就任し、その後、政審会長も務めた。09年9月に発足したの鳩山連立内閣では国土交通副大臣に就任した。

同氏は、10年5月に普天間基地問題で社民党が連立を離脱すると7月に社民党を離党し、9月には会派「民主党・無所属クラブ」に入会、国土交通委員会理事に就任した。そして、翌11年9月には民主党に入党、菅内閣では国交副大臣、総理補佐官などを歴任し、現在は民主党政調副会長である。

辻本議員といえば、派手なパフォーマンスの国会質問が当時のマスコミを賑わしたが、現在はあまりテレビなどには出てこない。〝出てこない〟とうより〝出てこれない〟のだと思う。
消費税増税反対、普天間基地移転反対、脱原発を訴えて当選したのに、今は、その主張を180度転換してしまったのだから…。世間ではこれを〝変節〟という。

彼女のホームページやブログを見ても、選挙民(国民)を裏切ったことへの説明がほとんどなく、あるのは、少しばかりの〝言い訳〟と、次の選挙で民主党にいる方が有利だとする打算だけである。(今は民主党にいる方が不利?)

彼女が社民党を離党し民主党に入党した当時、福島党首は次のように語っている。「応援した人を裏切っていくことは、一人の政治家として良いことではない。理念より権力に近寄る方を選択すると思ってしまう。すごく残念だ」と。福島党首は同じ女性として言葉を選んでコメントしているが、腹の中はこんなものではなかったのではないか。

〝報告会〟で、辻本議員はいったい何を報告するというのか。投票した選挙民、社民党を支持した国民を裏切り、そして、現在あなたが所属する民主党が公約をことごとく投げ捨て国民を裏切っているというのに。

彼女は、いつものように耳触りのよい関西弁で喋るのだろうが、支持してきた人たちにはとっては〝聞きたくない報告〟でしかないだろう。
〝裏切り〟〝変節〟は国会議員として絶対に許されないこと、そして、人間としても最も醜いこと。

やっと実現しました。

2012-07-01 | 社会
               町内北部・水無瀬川上流にある乙女の滝(町HPより)

私の住む自治体・島本町(大阪府三島郡)には、住民が行政への意見、要望を届ける手段として、これまでは専用用紙(用紙は町HPからダウンロードできる)に記入して公共施設に設置されている投書箱に投函、または郵送、ファックスする方法しかなかったのです。

以前から、このようなアナログ手段だけでなく、今の時代、発達したネットをもっと活用すべきだと要望してきました。この度、その要望が実ってやっと7月から町のホームページの「『私の声』意見フォーム」からも提出できるようになり、メールでの回答も可能になりました。
これによって役場と住民との双方向関係が前進し、行政がいっそう住民にとって身近なものになり活性化することを期待したいと思います。

きょう7月1日の初日、さっそくこのシステムを利用して、以前から気になっていた近くの道路問題について意見・質問を送りました。どのような回答が返ってくるのか注目したいと思います。
島本町のみなさん、大いに活用しましよう。

「計画停電」

2012-07-01 | 社会

関西電力から「計画停電のお知らせ」がダイレクトメールで届いた。

これによると、計画停電は関電管内を6つのグループにわけ、そぜぞれ停電日あらかじめ予定しておき、1つのグループをさらに8つのサブグループに分け、①~⑧の順番にその時点の電力供給のひっ迫状況に応じて2時間づつ順番に停電さていくという複雑なもの。

自分のグループが停電対象になるかどうか分かるのは前日の午後6時頃。しかも、自分の地域が停電対象になっても実際に停電になるのかどうかは、サブグループの①番から⑧番まで順番に実施されるということなので、それぞれのサブグループによっても違ってくる。結局、自分の家(地域)がほんまに停電になるかどうかがわかるのは、実施「2時間前」だという。

先日、社交ダンスレッスンをしている(公共の)施設の方から、「レッスン時間に停電になったらどうなさいます?すべての電気が使えなくなるのですが…」といわれた。えーッといって、すぐに返事が出来なかった。

レッスン時間は午後3時から5時までなので照明はなくてもまあOKとしても、問題は冷房。使用している部屋は2階(ここでは最上階)、床から天井までの全面ガラス張り窓が南西側にあるので午後の日照りがまともなのだ。窓を開けてもいったい何度になるのか?ダンスはけっこう動くので、もしや熱中症で倒れる人が…と心配。それと、音楽を流す設備も使えなくなるので、電池式のラジカセを用意しなければならない。

ところで、実際に停電になるときには誰がどのように知らせてくれるのか? 関電の「お知らせ」によると、パソコンや携帯で関電のホームページで確認するか、「専用ダイヤルにお問い合わせ」してくれというもの。ただし、「お電話がつながりにくい場合がございますので、あらかじめご了承ください」という。

パソコンで、携帯でってお年寄りには無理でしょう? 窓口に電話だって、電話が殺到してつながらないということになるのでは?
ちょっと無計画というか、無責任ではないですか関電さん。