熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

本因坊戦

2012-05-14 05:13:59 | 文章
5月14日(月)、晴れ。

薄い雲はありますが、今のところ晴れています。
明日から「本因坊戦」が始まります。
小生は、囲碁は皆目分かりませんが、対局は本因坊ゆかりの寂光寺。
本因坊算砂のお寺です。
場所は京都市内。
平安神宮から少し西、沢山のお寺が集まっているところ。
名前が良く似ていて間違えやすいのですが、大原の寂光院ではありません。

将棋は、名人400年。
将棋は、本因坊400年と言うところでしょうか。

ーーーー
お盆の経過。

今朝は、小1時間かけてお盆の裏側の塗りこみ。
漆は、生漆と色漆の古いのを3種ほど混ぜ合わせ。
それに厚みを持たせるための木粉。
使った色漆は、緑が50%と濃緑、ベンガラ、白、それに黒。
緑が多いので塗り立ての濡れているうちは、このような緑色。


ところが漆が固まってくると、赤茶色に変化。

下の四角い板(箱)の緑色は、表面が乾く途中色。

百聞は一見に如かず。
ご覧の通り、漆は、濡れている時と乾いた時と、これだけ変わってしまいます。
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貞慶さんと海住山寺

2012-05-13 06:06:51 | 文章
5月13日(日)、晴れ。

朝の光は明るく爽やか。
過ごしやすい日曜日。
そんな一日でありましょうか。

去年こぼれた朝顔の種。
それが幾つか双葉を出しています。
ゴウヤの種は、堅い殻の一部を砕いて先週、播きました。
しかしながら今のところ発芽は未だ有りません。
それで、買致したゴウヤとキュウリの苗を植え、この夏に備えようと思っています。

ーーーー
「政治放談」の後、テレビは解脱上人とも呼ばれた名僧「貞慶」のこと。
貞慶上人のことは詳しくはありませんが、12世紀の人。
奈良とこの辺りに深いゆかりがあり「奈良国立博物館」でも取り上げられています。

藤原家に生まれ、6歳で興福寺に。
10歳を過ぎた頃、頭角をあらわし将来を嘱望されたと言います。
しかし、堕落した環境に飽き足らず、興福寺を去って浄瑠璃寺に。
更に、笠置寺へ。
後に、海住山寺に移り復興に務めてこの寺で入滅されたとか。

浄瑠璃寺・笠置寺・海住山寺は、ともにこの地域の古刹です。
只今、町には貞慶さんのポスターがあちこち。
と言うことで、チョッと、勉強しようかなと思っています。


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お盆・続き

2012-05-12 06:03:16 | 写真
5月12日(土)、晴れ。

お天気は急速に回復。
爽やかです。

5つのお盆。
昨日現在の進行の映像です。
これまで塗ったところを、軽く水研ぎして、朱漆を塗り始めたところ。
筆は、梵字筆。
腰がシッカリと強くて、漆塗りにも使いやすい。


一通り塗り終わったところ。
30分程度で、色合いがここまで変化。

昨日は、裏と表の両面を塗って室(ムロ)に。
と言っても駒用の室では、盆が大きすぎて入りきれません。
こんな時は、風呂を使います。
空風呂にシャワーで水を打って濡らしたところに並べました。

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今朝は、「爽やかです」と書きました。
日中も爽やか。
夏姿で仕事を始めたのですが、寒いくらい。
つい、重ね着をして凌ぎました。
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草木

2012-05-11 17:43:56 | 写真
天気はいまいちですが、草木は美しい季節。

と言うことで、幾つかを撮りました。









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古布

2012-05-11 05:53:29 | 写真
5月11日(金)、曇り。

昨日は、2度目の酒井抱一展。
会期の終わりも近いせいか、入場制限もあり大変な入りでした。

展示品は、中期との入れ替え品もありましたが、半分以上は以前のまま。
チョッと不満足ながら、仕方がない。
まあ、そのように感じました。

その会場に続く売店で、面白いものを見つけました。
酒井抱一とは全く無関係ですが「将棋駒を散らした古布」。
明治か大正時代の西陣織だそうです。



ーーーー

「すべてのワザには時がある」。
これは、昨夜ひと寝入りして目が覚めて見たテレビで語られていた言葉。
「なるほどそうだ」と思ったので、忘れないうちに書くことにしました。

語っていたのは、政治学者・姜尚中さん。
「聖書」の言葉だそうで、無職の若い時に出会った日本人牧師が姜さんに教えてくれた。

「今から思うと、私はその時、自分の人生の境遇に焦っていたんですね」。
「焦るな。人生には恵まれない時もあるし、いずれ良い時も来る」と。
姜さんの心に響いた言葉だそうです。

姜さんは「どんなことでもビジネスライクに済ませることはしなかった」。
「その時は無駄なようなことでも、永い人生の中で無駄は無い」とも。
深い言葉ですね。
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2012-05-10 06:13:12 | 文章
5月10日(木)、晴れ。

晴れていても黄砂?なのか。
昨日は雨後のフロントガラスが汚れていました。

名人戦第3局は、森内さん。
3局とも先手の勝利。
先手の勝率100%が続いています。

今日は、後期の「抱一展」に。
帰り1~2か所に立ち寄ります。
と言うことで、仕事が出来る時間は僅か。
何をするかは、仕事場で考えます。

「板」の写真はこれ。
1時間ほどかけて、昨日は下地調整でした。


では、また。
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名人戦を見ながら

2012-05-09 17:35:40 | 文章
5月9日(水)、曇り。

2日続きの春霞。
この間の「つむじ風」。
局所的に台風以上の被害。
恐ろしい被害でした。
ソレニシテモお天気と経済。
それに世界と日本の政治が怪しい雲行きです。

一昨日、昨日と、ほとんどが本来外の用事がち。
駒づくりは出来ませんでした。
お盆に使うとて、輪島に注文した漆も昨日到着。
開く時間もなく、梱包はそのまま。

今日は「古水無瀬」の仕上げとチェックを優先。
そのほか細々と。
「細々」はホソボソではありません、コマゴマ。
感じでは同じでも、全然意味が違う日本語。

16時からは、名人戦のテレビ観戦。
但し、ノンビリ見るのは時間がモッタイナイ。
ワープロととの、ながら仕事でしょうね。

ーーーー
只今、名人戦を見ています。
写真は一夜明けて今朝のお盆。
漆が乾くと、ベンガラ色になりました。
漆は、塗った直後から時間の経過につれて、色がどんどん変化。
その様子です。
今日は、裏側を2回目の塗り。
平らなところなので、箆を使いました。
このほうが能率的なんですね。
今日の漆には、厚みを持たせるため、少し木粉を混ぜました。
もう少し混ぜても良かったかな。
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春霞

2012-05-08 17:38:58 | 文章
5月7日(火)、曇り。

朝から遠くの山が霞んでいます。
黄砂の影響でしょうか、一日中、春霞み。

今日は2人のお客様。
11時頃と、もう一人は午後からと思っていましたら9時過ぎに「ピンポーン」。
5枚のお盆に漆を丁度、一通り塗り終わった時でした。

「昼からだと思っていたのですが、どうぞ・・。岡山を何時に出られたのですか?」。
「家を3時半です」。
「へーッ、一番電車ですか。11時にもう一人お客様が来られるので、それまでなら・・」。
この方は最近駒を作り始めたが、チョッと見てほしい。
近くに泊まりたいと言うことでしたが、岡山なら日帰りできますよと。
それに、来られるなら、彫った駒とか、彫刻刀、それに使っている砥石も持ってくるように言ってありました。
時間の方は、何かチョッとした行き違いですね。

文字を彫るのも慣れないと上手くいかないのですが、その前に彫刻等を切れるように研ぐ。
これが駒づくりのポイントなんです。
と言うことで、この方には研ぐところからレクチャー。

ーーーー
お昼に、桐箱屋さんに頼んでいた「箱」2つとと16枚の「板」が届きました。
午後は、夕方まで「箱」と「板」を自分好みに仕上げる作業。
どんなものが出来るかです。
出来上がったら、ご覧いただくこととします。

ーーーー
お盆。
木地固めが終わって、2回目の塗り。
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名人戦第4局

2012-05-07 17:41:42 | 文章
先ほど、名人戦第4局のポスターをいただきましたので、アップします。
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竜巻と原発

2012-05-07 05:11:55 | 文章
5月7日(月)、晴れ。

昨日は満月。
夕方には菖蒲が1輪咲きました。

北関東の竜巻。
ものすごい被害です。
近年は時々大きな竜巻の被害が出ていますが、これほどの被害とは。
この間も、滋賀県で電柱がなぎ倒されたり、今度はそれ以上。
アメリカあたりは、強力なのが時々報道されますが、日本でのこれほどの被害とは。
子供の頃には聞かなかったように思います。
「想定外」と言うのは、まさにこのことなんですね。
原子炉爆発の想定外は、関係者の言い訳にすぎません。

日本の原子力発電が、昨日、全部止まりました。
止まったから安心と思うのは、全くの理解不足なんですね。
原子炉が止まった訳ではないのです。
発電が止まっただけなんですね。
危険に変わりはありません。
炉心に制御棒が差し込まれて、発熱が抑制されているだけ。
炉心の水が無くなったり循環冷却が止まったりすると、数時間でたちどころに臨界・爆発や爆発状態に。

使用済みの燃料棒の塊。
これも危険なまま。
今まで通り各地の原発に残っています。
冷却水が止まると、人間の手には負えない状態に。
決して安心ではないのです。

大飯原発の再稼働問題。
琵琶湖は、大飯原発からせいぜい30キロの近さ。
福井県の原発が爆発すると、セシュームとかの放射能毒は西風に乗って東の琵琶湖にも降り注ぎます。
それに、半径350キロくらいは汚染されてしまいます。
政府は20キロとか30キロとかでごまかしていますが、これはチェルノブイリやフクシマで明らか。
おまけに琵琶湖の水は、疎水や宇治川、淀川を京都や大阪の飲み水。
近畿6百万人の水甕でもあるのです。

ところで、近年、日本にも竜巻被害が多くなったのはなぜなのでしょうか。
分かっている方。
教えていただけるとありがたいです。
竜巻と言う自然現象。
人間の力ではどうしようもないのでしょうね。

一方の原発。
3.11の時も書きましたが、あれは作るとしても離れ小島や地中深く掘ったところへ作るべきものなんです。あれは人間が作った悪魔の道具なんですね。
総電力が不足すれば、経済や産業が混乱することは理解しています。
それはそれで仕方がない。
そう思うべきなんでしょうね。
経済が疲弊しても、命や健康が無くなる訳ではありません。
「命あってのモノダネ」の諺の通りです。

一方では、「揚水発電」の量を加えずして「不足不足」と発表したり、
「オール電化」をこれまでどうり増やそうとしている電力会社の良心と良識は、ありや否や。

皆さんのお考えはいかがですか。

ーーーー
お盆。
木地固めが一応終わりました。
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駒の写真集

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