詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

なでしこー白

2012-07-15 | 


<なでしこー白>

川の堤を吹きすぎて行く
風はもう夏風
白いなでしこが
黙ってゆれている

純白の想いのいくつかを
和紙をきざんで
細くしごいたカールに
掬い取ってもらいたくて

誰も気づかない・・・
猫じゃらしやすすきの若葉の間で
静かに揺れている
想いの切れ端が転げ落ち
草の隙間に
見えなくならないうちに
カールの先端に
しがみついた想いを
白い風に変える

川の堤をなでて行く
風はもう夏風
白いなでしこは
静かに揺れている


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風切り羽

2012-07-15 | 随筆・雑感



<風切り羽>かぜきりはね:かざきりば

☆白桂の手紙☆

おはようございます。お元気ですか?今朝鴉の風切り羽をひろいました。

漆黒のとても美しいはねです。鳥は風切り羽を失うと飛べなくなるそう

です。お守りにします。今日も明日も飛ぶために。

風切り羽:翼の根元から先端に向かって飛ぶために生えているこの羽は鳥類の

翼後方に整列している一連の羽根である。翼の先端側から順に初列風切(しょれ

つかざきり)、次列風切(じれつかざきり)、三列風切(さんれつかざきり)と

細分されているのだそうな。 翼の最も外側に位置し、飛ぶのにもっとも重要な

役割を果たす。翼の先端に近いものほど尖っており、次列風切に近くなるにつれ

幅が広く、長さも短くなる。 飼っている小鳥の風切り羽を何枚か先端を切って

しまうのもこの理由によるとのこと。(webより)

写真の羽は形から初列風切りと思われる。

旅客機の翼の最先端とイメージすれば良い。

コメント (2)
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