さび葡萄
2012-07-25 | 短歌
<錆葡萄色>
微妙な色の朝顔、和名でピタッと決まる色名がありそうな日本的な色。静かで落ち
着いた大人色だと思う。油絵具の世界ではコバルトバイオレットライト、やや赤みの
岩桃の白(びゃく)に近い色。強いて言うなら錆葡萄。こうやって自分で色の名前を
付けてみるのも面白い。勿論「錆葡萄」などと言う色は古来より無いけれど和名風
に呼ぶとこんな趣になろうかと思う。
※白=日本画絵具(岩絵具)で粒子の粗さが10段階ほどあり白(びやく)は最も細
かい粒子で白(しろ)に近い。粒子が粗いと原石に近く濃い色となる。
さび色の葡萄酒色のあさがおにときめく人の顔かさなりて