能面

　

＜能面＞
友人が能面を打っている、その作品展が有りのぞいてきた。良く表情の無い顔を能
面のような顔と表現するけれど、どうしてどうして能面は表情豊かな顔なのである。
うつむけば泣くし上向けば笑うし微妙な角度により表情（心情）を表すように計算
しつくしてあるようだ。材料は檜の柾目（年輪に対して直角な目）を使っている。
桐などの材が軽く削りやすいのではと素人質問をしてみたら、強く狂いがない材料
として、檜にまさるものは無いそうだ。ちなみに女面で120ｇ～125ｇくらいの重さ
だそうで手に持った感じも思ったより軽い。次回もう少し踏み込んでみよう。
第29回面打座　新作能面展　2012年7/20～22日am11：00～ｐｍ6：00　
ギャラリー縄（しょう）大阪市中央区南船場2-10-30　豊城ビル1F
06-6245-7117　地下鉄鶴見緑地線長堀橋駅下車　地下街北1出口北へ2筋弥生食堂
を左折2筋で事務機屋角を北へ右折すぐ。

まゆ

＜まゆ＞

大阪の旧熊野街道沿い（八軒家：現京阪天満橋から空堀で少し東へ折れさらに南へ、
上六・夕陽丘を経て紀州の玄関口天王寺に至る。）は坂道が多い。昭和のにおいも
たくさん残している。その街道沿いを少し時間はかかるけれど古い町並みや路地奥
をのぞきながら歩いてみるのもいいものだ。天満橋に近いあるお屋敷横の急な階段
の壁につる草がゆれ、繭玉がふたつ見つかった緑の木陰を吹いてくる少し涼しい風
になでられながら。