詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

残照

2012-07-18 | 短歌


<残照>

激しい朱の色は燃え盛る焔のようなもの。その色をキャンバスに塗るとき小さな筆
でちまちま塗っていては素晴らしい朱色を表し得ない。太い筆でどかっ!と塗るか、
ペンチングナイフでぎゅっ!とこすり付けるか。たぎる思いをぶつけるとは絵にしろ
歌にしろそんなものなのだろう。

幾重にも波折りのごとき残照の雲をなぞりて指焼き尽くす
コメント (2)
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