じいちゃんは昨年腰を痛めてから車に乗り込む時に狭い車内で座り直してもらう事ができなくて、ちょっと斜めになったままで移動なんて事態になってきた。
そこで今回は移動に福祉車両を利用してみることにした。早速レンタカーの会社にいろいろ連絡をとってみたが、用意しているのはトヨタレンタリースとニッポンレンタカーのみ。
トヨタレンタリースも保有しているのはほんのわずかな台数だけらしい。本当は車椅子ごと乗り込めるヤツが欲しかったのだが、予約が入っていてダメ。
今回はトヨタレンタリースからサイドリフトアップシートのタイプのウェルキャブを借り出してみた。これも前日は古川にあった車を持ってきて貰ったのだ。
車はアイシスというモデルでした。アイシスの場合二列目左側のシートが90度回転して車の横にせり出していく仕掛け。
そのせり出したシートに座ってリフトアップすると再び90度回転して進行方向に向いて座れちゃう訳だ。
リフトの動きは非常にスムーズでよく考えられていて実にお見事。家族全員で体験してみました。写真は娘が半分上がっていっているところ。
こんな時にサンダーバードのテーマソングが出てきてしまうのは僕らの世代だけだな。子供達から冷たい視線を浴びる。でもこれって例えるとしたらサンダーバード意外の何ものでもないやんけ。
足の力が弱くてシートに座り直す力ないような人の場合通常シートだと介助がなかなか大変だけど、こうして広い場所で支えてあげられるのでお互いに無理なく正しい姿勢座って貰う事ができる。遠距離のドライブより寧ろ乗り降りの多い所用をこなす場合にはとっても助かる機能だ。
一方、このシートかなり横にせり出すので、左サイドにはかなり広いスペースが必要なので停車する場所はかなり制限がある。
またシートには一応肘掛けがついているけど、手摺りとして使う事ができる程ではないので車椅子とシートの間の行き来はちょっと大変でした。掴める場所があるともっと楽になると思うんだけどな~。まあ普通の車に比べればすごく楽なのは間違いないんだけどね。
お袋の墓参りと食事。保険料込みの6時間で8千円で、普通車両と同額なのだそうだ。
因みに福祉車両のタクシーを時間借りするのと費用を比べると大きく差がない模様だ。
もう少し手頃な値段で在庫を持っていてもらえると手軽に利用できるんだけどね~。