松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

ああ…やってしもうた

2005-02-10 | 行雲流水-日日是太極拳導引-
9日は個人練習の最終日だった。
相変わらずあまり練習時間がとれず、
団体の練習に7割、個人に3割くらいがやっと。
宿題の遂行は挫折ぎみで、
この日も早めに出かけて双擺蓮の練習をした。
しかし足の甲を両手で叩くところを
誤って靴の外側の硬いところに当ててしまい、
右手中指と薬指に内出血を起こす。
練習前のため、あまり冷やす時間もなく、
そのまま練習に入ってしまった。

このところの体の切れの悪さは
疲労のピークかもしれない。
良いイメージをと思って臨んだのに
結果は散々。
でもここで気持ちまで落ちてしまったら
どうしようもないので、
とにかく引きずらないように努める。
内出血の方は紫斑となり
触るとまだちょっと痛むが、
手を動かすこと自体には支障はない模様。
拳にする時がちょっと気になるだけ。
それでもあまり無理しないようにする。

動きが足らなくて力が入りすぎ。
まあ結局のところ、今の自分らしさはコレらしい。
力を抜こうと意識すると、
本来必要としている力が足りなくなってしまうのだ。
これでは理想とするイメージには近づけない。
無意識に入れている力を抜くには
その存在をまず意識で認識しなければならない。
力の在り処を感知するには松静の状態に身をおくこと。
落ち着きがないうちはまずダメだ。

全体のバランスを崩さないで
調整するのに適したさじ加減が見つからない。
だから全体の動きの協調がとれない。
いくら動いても納得できない。
指摘されたことを
その場で修正できないもどかしさ。
集中力の欠如。
これだけ悪いところが出てしまえば、
後は好転するしかないだろうと思うことにする。
きょうはもうこれ以上、
個人のことも団体のことも考えない。