『詳解 技術英文大全 第2巻 直訳・意訳・対応表現』を読み終えました。基本は直訳、それで不自然なら意訳(意味を汲み取って訳す)あるいは対応表現(日本語と英語の同じ場面で対応する語句をそのつど理解する)に直してみるということをこの本から学びました。そして英語だけでなく日本語の理解も大切だということも。
さて、最終章の小見出しに
- 語学力や専門知識の不足は長所となる
- 自信が最大の敵
と書かれていました。
専門知識を持っていたほうが英作文を書く際に有利と思っていたので、「語学力や専門知識の不足は長所となる」なんて意外でした。その不足を自覚していれば謙虚に内容を読み取ろうという姿勢が生まれるとのことです。
そして「自信が最大の敵」。実はこの本の著者である佐藤洋一先生の講義を受けたことがありますが、非常に謙虚な態度を示していたことを思い出します。英語力や知識に自信を持った時点で成長が止まることが多い。謙虚に「そのまま受け入れる」姿勢が大切だと述べています。確かにそうかもしれません。自分の英語力に満足していたら勉強しなくなるだろうし、まだまだだと思ったら学習意欲を損なわないで済みます。
さて、自分の語学力不足を感じたら、毎日少しずつでもいいから勉強しなくては。
詳解 技術英文大全 第2巻 直訳・意訳・対応表現 価格:¥ 2,520(税込) 発売日:2005-11 |