図書館から借りた『英語学習7つの誤解 (生活人新書)』を読了。
著者が言う7つの誤解とは…
- 英語学習に英文法は不要である。
- 英語学習は早く始めるほどよい。
- 留学すれば英語は確実に身につく。
- 英語学習は母語を身につけるのと同じ手順で進めるのが効果的である。
- 英語はネイティブから習うのが効果的である。
- 英語は外国語の中でもとくに習得しやすい言語である。
- 英語学習には理想的な、万人に通用する科学的方法がある。
ほうほう、どれも通用しそうな説ですが、著者はこれらは全て間違っているとか。幼児英語教育の教材が売られていたり、「聴くだけでペラペラ」というCDが溢れている反面、大人になってから留学もしないで一生懸命英語力を伸ばしている人は多いですからね。
私にとって最も意外だったのがネイティブについてでした。確かに私は日本語のネイティブですが、日本語を教えるのは無理ですもの。文法だって自然に覚えていますから、「これはこうで」などと正確に説明できません。
第13話の「達人」たちの英語学習法は参考になると思います。方法は十人十色ですが、共通して言えることは「努力」、「興味」、「継続」ですね。楽しては英語は覚えられないし、英語が好きでないと続かない。それと何年も続けないと結果が出てきませんから。
ただ、「英語で考える」という松本亨氏の意見に異を呈していますが、それはどうだか。英語を聴いたり読んだりしていちいち日本語に訳そうとするのは良くないと思います。分からない単語が出てきても英英辞典で調べるのがいちばんでないでしょうか。
英語学習7つの誤解 (生活人新書) 価格:¥ 756(税込) 発売日:2007-08 |