Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

国語教科書の思想

2016-01-13 21:29:21 | 本-その他
図書館から借りた『国語教科書の思想 (ちくま新書)』を読了。
本書は小・中学校の国語の教科書より、国語の授業から何を学んでいるかを書いています。
著者の立場からすると、国語の授業は「道徳」。作文で思い出したけれど、読書感想文で「つまらなかった」なんて書くと成績が悪くなりそうで正直に書けなかった思い出が。感想文には正解なんてないはずなので、もっと自由な文が書けるといいのにと思います。
教科書の内容を見ると懐かしい作品もありますが、最近の著者のものもちらほら。でも、本質的には変わっていない印象も。授業でも文章を読んで「~はどう思いますか」という問いに正解は1つしかありませんし。因みに日本語検定でも文章題は出ますが内容をきちんと理解しているかどうか問うものばかりで、思考を問うものは出てきません。
日本独特(?)の画一や協調が大切なこともあるけれど、時には個人個人の主張も大事なのではと思いました。

国語教科書の思想 (ちくま新書)
クリエーター情報なし
筑摩書房

図説 日本語の歴史

2016-01-13 21:16:22 | 本-言語関連
図書館から借りた『図説 日本語の歴史 (ふくろうの本)』を読了。
本書は古代~大正時代の書物や木簡などを紹介しながら日本語の歴史を辿る1冊。見開き構成と豊富な図で非常に見やすいです。古書の写真がちりばめられた表紙も味があります。
驚いたのは何百年も前から百科事典や漢和辞典が存在すること。そんな長い歴史を経て、どんどんそれらは成長していますよね。
巻頭にはカラー写真が載っているのですが、表紙やイラストの鮮やかで綺麗なこと。たしかに印刷技術は進みましたけれど、昔の印刷って何だか現代のものと異なるといいますでしょうか。

図説 日本語の歴史 (ふくろうの本)
クリエーター情報なし
河出書房新社