もっと自分に正直になれば良かった

今更ですが10代、特に中学時代の頃、もっと自分に正直になれば良かったと後悔しています。
今でも忘れられないこんなことがあったのです。自宅近くの図書館で読書感想文用の本を探していたところ、同級生の友達2人とぱったり会ったのです。すると私が手にしていた本を見て、「そんな本選ぶんだったら『アンネ・フランク』を読みなさいよ！」と注意されたのです。私の選んだ本のタイトルは全く覚えていないのですが、友達にすれば私の選択が気にいらなかったのでしょう。
その他にも「○○（私の名前）だけ違う」と言われるし、反対に似たようなことをすれば「真似したー！」と文句を言われる。それではどうすればいいのかと困りますよね。
結局その頃は自分が本当にやりたいこと、好きなことを随分隠していたと思います。当時は苛められていてお弁当も1人だったし、余計にそうせざるを得なかったのです。今でこそ好きなファッションを着て、語学など好きなことを十分にやっていますが、あの頃は本当に辛かったです。
考えてみると全く同じ人なんて存在しません。みんな違っていてそれぞれいいところがあるから一人一人魅力があるのではないでしょうか。だから無理に個性を隠そうとすると、いつかは精神的に歪みが出てくるし、かえって自分の魅力が失われてしまいます。それに何も個性的な意見の言えない人になってしまいます。
私は漢字が好きなのですが、人から見ると「変わり者」なのしれません。漢字関連の本を読むのはもちろん、母の作ったオムレツの上にケチャップで漢字を書くことすらします。でも、「歩きスマホ」など人に迷惑を掛けたり、犯罪をしなければ何が好きであろうと関係ないと思います。
逆に自分自身も他人の好みや趣味に文句を言わないように気を付けないと。くれぐれも「自分の意見＝正しい」「他の人の意見＝間違い」と錯覚しないように。私もそうでしたが、特に経験の浅い若い人は視野が狭い傾向にありますから、幅広い目で見ることが大切だと思います。

最後に、参考になった本を3冊紹介します。

ルポ 誰が国語力を殺すのか (文春e-book) 石井 光太 文藝春秋

ちょっとぞっとする部分もありますが、国語力低下については興味を持てる内容でした。

言いにくいことはっきり言うにゃん Jam 笠間書院

4コマ漫画＋文章ですので、さらっと読める1冊。Jamさんの著書には随分救われました。

大人も気づいていない48の大切なこと キミの心をラクにするかんたんなヒント Testosterone 学研プラス

10代が対象ですが、大人でも共感できる内容。私が10代の頃にこんな本に出会いたかったです。

やっぱり本の影響は凄い…。本を読むと様々な世界などが知れるし、たった1冊でも考え方が人生がガラッと変わることもあります。スマホでゲームや動画もいいけれど、ちょっとした時間に読書はお勧めです。