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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

英語教育論争史

2023-02-15 14:18:52 | 本-言語関連
図書館から借りた『英語教育論争史』を読了。
「文法偏重の英語教育はダメ」とか「もっとスピーキングを重視すべき」など、最近の英語教育に対していろいろ議論が飛び交っていますが、それは決して現在のことだけでなく、明治・大正時代にもそういう論争があったそうです。
学校で週に7時間近くも英語の授業を行う時代もあったそうですが、それでも英語力は一向に伸びなかったそうです。それと比べて現在では週3~4時間くらいでしょうか。たしかに学校の授業だけでは勉強は足らず英語は上達しないし、普段から英語に接する必要があります。英語をひととおりマスターするのに必要な時間は1,000時間とも2,000時間とも言われていますからね。
それではどういう英語教育が理想だと問われると、個人個人異なってくるのではないでしょうか? 学生時代で英語の勉強を終える人もいれば、社会に出てバリバリ英語を使っている人もいるし、洋書や英字新聞などリーディングに力を入れたい人もいれば、日常会話やビジネス会話などのスピーキングに力を入れたい人もいます。「英語を使いたい人だけ英語を学ぶ」などという意見もあるそうですが、この論争はずっと続きそうですね。
本書は他書からの引用が多く、特に前半はやや難しい文章が出てくるので、読むのに時間がかかりました。こういう時に漢検1級、準1級範囲の漢字がゴロゴロ出てくるので、やはり漢検の勉強をして良かったと思います。


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