ゆきたんく一家もそれぞれが忙しい。
奥方ののりたんも働いているが、その仕事のための勉強を夜中までやっている。
長男は引退するまで続けていた陸上競技の練習からの帰宅は23時を過ぎていた。
次男は引退した演劇部を後輩のアシストのため復活している。
つまり朝食は4人が揃うことはない。
昼食はもちろんのこと、夕食でさえ3人や2人のこともある。
ゆきたんくとのりたんの2人だと寂しく感じる。
最初はこの2人しかいなかったのにである。
そんな4人が揃って食事をすることができるのは日曜日の朝と昼だ。
だいたい朝は家で、昼は外でとるパターンだ。
周囲の話を聞くと、家族が揃うことがなかなか出来なくなってきているという。
その点、この4年間の日曜日は揃って食事ができているのだ。
これってなかなか幸せなことなんじゃないかと思う。