12月24日夜はクリスマスイブ。
いよいよ、街中もお祭りの様相を呈してきている。
第265代ローマ教皇・ベネディクト16世は、12月8日の「無原罪の聖マリアの祭日」とクリスマスの間の「聖なる降誕祭を準備する期間」について2005年、以下のようなコメントを発している。
現代の消費社会の中で、この時期が商業主義にいわば「汚染」されているのは、残念なこと。
降誕祭の精神は、「精神の集中」と「落ち着き」と「喜び」であり、この喜びとは、内面的なもので、外面的なものではない。
また2012年12月19日にはフィナンシャル・タイムズへ寄稿し、その中で、以下のように述べた。教皇が経済紙に寄稿するのは非常に異例だという。
クリスマスには聖書を読んで学ぶべきだ。政治や株式市場など俗世のできごとにどう関わるべきかの啓示は、聖書の中に見つけられる。
貧困と闘わなければならない。資源を公平に分かち合い、弱者を助けなければならない。強欲や搾取には反対すべきだ。
クリスマスはとても楽しいが、同時に深く内省すべき時でもある。私たちはつつましく貧しい馬小屋の光景から何を学べるだろう。
日本人には理解しにくいかもしれない。
幼少の頃からの宗教的な教育がなされていないためだ。
キリスト教信者の思いを踏みにじるような形は良くないだろうと思うが・・・

降誕祭の準備を終えた馬屋。まだキリストの姿はない・・・

降誕祭の準備を終えた馬屋。まだキリストの姿はない・・・