ゆきたんくが小さい頃、両親が勉強机を買ってくれた。
その机は蓋を開けるとオルガンになっていた。
安いものではなかっただろう。
譜面も付いていた覚えがある。
「母がこの通りやれば良いのよ。」
という話だったが、ちんぷんかんぷん。
当時のゆきたんくがやるわけないだろう。
学校の勉強でも音楽が大嫌いだったのだから。
あっ、専科の先生(若い女性)は嫌いじゃなかったよ。
足踏み式オルガンね。
うん、教科の音楽は大嫌いだった。
譜面は読めない、歌は恥ずかしい、ハーモニカはいやだ、リコーダーはいやだ・・・
そんなものよりもベーゴマが好きだったな。
ただね、この足踏み式オルガンを一回は弾いてみたいと思ったことがあったんだ。
高学年の時に、クラスの女の子がみんなのために伴奏をしてくれているのを見てカッコいいと思ったんだな。
今でこそ、弾いてみたいと思う。
ブンガブンガブンガブンガってね。
そう、ここのオルガンは弾いてよかったのだろうか?