伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

ナザレからバターリャ、オビドスへ

2022-12-29 23:55:48 | 

今日はナザレと言う町にいる。

キリストはナザレのイエスと言われている。

イスラエルのナザレから聖母像を持ち込んだことにちなんで地名がつけられた。



ホテルの近くの展望台からナザレ海岸を見る。 → Map


霧がかかっている幻想的な風景を見ることができた。

昨晩もこのあたりの風景を見ているが、夜のことなので海があるなくらいのことだった。

こうして明るい所で見る、初めての大西洋である。

展望台からの景色や、近くの建築物などを見て朝観光は終わった。

次はバターリャへ観光である。

訪れたのはバターリャ修道院だ。



後期ゴシック建築の傑作と言われている。 → Map


この修道院は150年かけて作られたという。

 日本の木材建築と違い、ヨーロッパは石で作られた建物が多いからなのだろうか。イギリスのコツウォルズで有名なライムストーンとは色合いが少し違うが、この色は落ち着く色である。

 修道院内を見て回り、落ち着いた気分になった。

ただ一つ、胸に刻まれた出来事があった。

 参事会室し呼ばれる部屋に、第一次世界大戦で亡くなった2人の無名の戦士の墓を守る形でガードマンが立っている。そこでは写真を撮る雰囲気ではなかったので、それが見つかった時の写真があったのでそれを撮影した。

 この部屋の壁面にはキリスト像が掲げられている。

そのキリストには足が無い。

それは、下写真にあるように第一次大戦中に発見された時のままの姿で掲げられているからだという。



この姿をみたことは、随分と心の奥深くまで届いたできごとであった。


 そしてバスに乗り、オビドスの街に移動する。

 オビドスとは城壁に囲まれた小さな都市である。

 人口800人程度のかわいらしい村は城壁に囲まれている。

 ポルトガル女王がこの村に一目惚れし、以降500年以上「女王直轄の村」であった。

 そのゲートがまた綺麗だった。



アズレージョが綺麗なゲート「ポルタ・ダ・ヴィラ」。 → Map


  短いメインストリートであるが、そこを歩き進めると、サンタマリア教会の前を通る。。クリスマスの名残もあるせいか、教会前は、スケートリンクが設けられ、たくさんの若者が滑っていた。



リンク奥がサンタマリア教会だ。 → Map


村の外れまで歩くと城壁に上る通路にたどり着く。

ガイドさんの注意に従い、城壁沿いの通路をあるく。

ガードがあるわけではないので、気を付けないと転落死してしまう高さである。



城壁沿いの幅、1mちょっとの通路だ。 この辺り → Map


この城壁からの景色は素晴らしい。

落下に気を付けながら景色を楽しむ。

 あっと言う間に半周(行きはメインストリートを歩いた。)して、ポルダ・ダ・ビィラの上に着く。あのゲートの真上である。

素敵な町内1周と言ったところか。

 今日はこのあとリスボンである。

 

コメント
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