想像でものを言うものじゃないね。
今まで勝手に思っていたことが、いつの間にか自分の中では真実になっていることがある。
牧場に行くと牛が飼われている。乳しぼりコーナーの牛は幸せだと思っていた。
雌牛であるがゆえに、乳が出る。その乳を搾るコーナーを設け、牧場を訪れた人たちに体験していただく。つまり肉食にはならない→ されないと思っていた。
しかし、牛は自分が考えていたのとは違った運命を辿るのだそうだ。
乳しぼりの体験
この場合、乳しぼりのための牛であるから、乳が出なくなった時は廃牛と呼ばれる存在になる。(廃人というのは聞いたことがあるが・・・)その牛はどうするのか。
なんと肉牛になってしまうというのだ。乳が出なくなれば、食費がかかるだけの存在になってしまうのだろう。
その日が来て、連れて行かれる時には牛は悲しい声を出すのだという。
自分がされる運命にあることを悟るのだと、牧場の人は言う。
老牛である。もう少しでお役御免である。
今まで、乳牛として働いている牛は、幸せだと思っていた。しかし、現実的に考えてみれば、かわいそうで済む問題ではなさそうだ。
知らなかった・・・
何年か前に偶然そんな話を聞いて「あ、そっか」と思いました。
たしかに何もなければ牛乳はでるはずもありませんよね。
それまで何も考えた事がなく気づきもしませんでしたので。
知らない事っていっぱいありますよね。
これも、「そうだったんだ。」です。
人間でいうと、40台くらいで肉牛になるってことですね。