うん、音楽が嫌いだった。
教科の音楽ね。
今はね、快適なのかな。
疲れている時にギターの音を聴くと、緊張が解けてくる。
不思議なものだね。
譜面も読める。
楽器を手にすると落ち着くのね。
自室の仕事部屋のPCデスクの横には
安物ばかりだけど、一通り。
バンジョーと12弦もあったけれどあげちゃった。
そう、自分の音楽の原点は高校の時だね。
1回部活動にくじけてしまって、自由時間をどう過ごしたか。
寮の部屋で漫画読みながら朝飯(必ず菓子パンだった)の残りをかじって過ごしていたね。
そんな時、リコーダーの綺麗な音が聞こえてきた。
音楽大学を目指して勉強している同期だった。
手ほどきをしてもらい、2人アンサンブルができるようになった。
その時だね、楽譜が初見で読めるようになったのは。
ある時、友人の部屋に遊びに行ったら「映画エクソシスト」のテーマのがかかっていた。興味を惹かれる音だったけれど「かかっている」程度の間隔だった。
遊びのBGMになっていたのだが、いつまで経っても終わらない。
そう、クラシックの楽曲のようにね。
急にほしくなり、500円でレコードを売ってもらった。
テープにダビングし毎日のように聞いていた。
作曲者はマイク・オールドフィールドで、その音の全部を自分で弾いている?
どういうことだと思ったら多重録音だという。
その曲の正しい名前は「TubularBells」と言うことを知り、その中でもマンドリンの音が好きだったのでマンドリンを始めた。
大学へ行き、ニューミュージックの全盛期を迎える。
誰もがギターを弾いていた。
マンドリンでは歌えないので、教えてもらった。
授業ではピアノがあった。
うん、ヘ音記号の楽譜も読めるようになったし、少しだが弾けるようになった。
社会人になった。自分のお金が自由になる時がきた。
昭和ひとけたの親は、バイクやエレキは不良の象徴だということで手にできなかった楽器を買いそろえた。
88鍵のピアノ。あれば触るよね。
多重録音を始める。
自分の時間を自分で自由に操っているような錯覚もした。
いろいろと機材を使ったが、今はこれ。すごく便利になった。
iPadとアプリで連携できる。「Spire」
いつでも手に取れるようにと壁にラックをつけてね。
リコーダー5種と、弦楽器サプライやコード類。
自由な時間がある時には無制限に、仕事がある時には15分と区切っている。
一番緊張が解けるのは、アコースティックギターの音色かな。
さて、ティアックのポータ1という多重録音機で録った音源があった。
久しぶりに聴いてみるかな。音を9つ重ねたと思う。
ピンポン録音だからあまり音は良くないな。
で、音楽が今では好きというお話だ。
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