写真は宮根遺跡。
弥生時代の遺構だ。
しかし、縄文時代の遺構が、またその下に埋まっていそうだ。
海抜20メートルの舌状台地に上に作られていたという。
水も獣も光も得やすい場所に造られている。
その横には鹿島神社が造られている。
かつて、ここは縄文人が住んでいた。
かつてここには弥生人が住んでいた。
そして神社が造られてから現代まで。
人は何かと活動しやすい場所に居住している。
現在では昼でもうっそうとしている所だ。
どんな生物であろうと、いて気持ちのよい場所に住むことは変わりない。
ただ人間だけが、どこにいても自分が住みやすいように周囲を変化させてきている。
この遺構はもちろん自然環境を、いじって造られている。
しかし住人が去れば、下に土に帰っていく。
それを考えると現代人は、様々なものを作り出してはいるが、それがいらなくなった時に自然に帰る事ができないことを分っているのだろうか。
もしも帰ることができるのであれば、それは人類が滅びた後かもしれない。
そう、普通では土に帰ることのできない建造物たち。
ドバイでは高さ800mにもなるだろうビルが建てられている。
それらが無に近い状態に帰る時は人類の滅びる時だろう。
それでも土には程遠いと思う。
新しい高等知能を持った生物が出現したら、
「かつてここには人間という生物がすんでいた・・・」と言うのだろう。