夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

山根基世・女史に寄せて・・♪,

2005-06-19 16:57:29 | 時事【団塊の世代】
今朝の読売新聞で、山根基世・女史が
NHKのアナウンス室長になる、記事を見た。

この方については、私のこの日記に3月10日~11日にかけて、
6回に分けて、綴っている。

今回の起用について、NHKの人事を決める方は、
中々目が肥えている方とお見受けした・・。

記事の内容を転記させて頂きます。


NHKアンウンス室長になった  山根基世さん 57歳

                             文化部・津久井美奈

今年の年賀状に、
「定年を迎えるので、ゆっくりと遊びたい」と書いた。

が、思いがけず、全国に約500人いるアナウンサーを率いるトップとして、
レギュラー番組を担当しながら、重責を負うこととなった。
女性の起用は、NHK80年の歴史の中で初めて。

昨年7月の不祥事発覚以来、受信料の不払いが激増し、
100万件突破は必至の情勢だ。
NHK危機の中で、
「会う人ごとに、
『おめでとうと言っていいのでしょうか』と言われます」と苦笑する。

信頼回復のために、
「いい番組を作り、
いかにいい放送局にしようとしているのか
目に見える形で表す必要がある。
その役割を担うアナウンサーが、
能力を発揮できる環境を作っていきたい」と意気込む。

山口県生まれ。
「戦後、民主主義の申し子」で、
女性でも定年まで続けられる仕事がしたいと、1971年に入局。
制作志望だったが、勧められてアンウンサーになった。

1997年には、極貧の暮らしの中で、書くだけを支えに戦後生き抜いた雫石とみさんの
番組を企画、制作したこともある。
「伝える手段を持たない人の思いを
伝えるのも、私たちの仕事」と、放送人としての自負は強い。

夫との二人暮しだが、今は
「500人の家族を持つ、肝っ玉母さんの気分。
アナウンサーを幸せにするべく、24時間をささげる覚悟です」。

《ゆっくり》は、当分お預けのため、愛猫二匹に癒されながら、
明日への英気を養っている。

以上が記事の全文である。


☆私のコメント☆

なるべき人がなった、と率直に思う。

NHKの不祥事は、会長が長らく歴任すると、
権力と責任があやふやとなり、会社の組織がおかしくなる、
典型的なケースである。
或いは、一部の制作に携わる人の悪事は、
組織のチェック能力がなかった、としか思えない。

だからと言って、受信している我々が不払いというのは、
いかがのものかしら。

私は受信料を支払った後、NHKの首脳部を糾弾すればよい、
と思っている。

何はともあれ、一部の方を除いて、NHKには優秀なスタッフが
数多いのは、事実である。

今回に起用された山根基世・女史は、真摯に物事をとらえ、
伝えることの出来る人である。

この人の後輩に対する、真心ある技量の伝達と育成に期待したい。
コメント
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