夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ときには、文学を想う時・・♪

2006-06-07 20:01:00 | 定年後の思い
先程、お風呂から上がり、庭に下り立ち、
夜風に吹かれながら、煙草を喫ったりしていた。

日中、読んでいる水上 勉、瀬戸内寂の両氏による対談集を主体とした
『文章修行』を思い返していた・・。

私は大学中退をし、映画青年、文学青年気取りの生活をし、
挫折した後、企業に身を投じて、サラリーマンを35年間をした後、定年退職となった。

あの頃、熱狂した自分を振り返り、懐かしくも苦い思いの日々である。

今回、1冊の本を読み耽(ふけ)っていると、周りの時間が忘れ、
文学の深さを思考したりしている。

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読書、そして夕寝・・♪

2006-06-07 17:27:00 | 定年後の思い
3時過ぎに『文章修行』を読んでいたら、寝てしまった。

ここ数日は、夜の10時に布団にもぐり込んで、朝は日の出と共に起きているが、
本を集中して読み込む為、布団に横たわり本を読んでいた・・。

本の内容が濃いためか、ここ45年間の歳月の流れを振り返りながら読んでいた為か、
或いは疲れが出たせいか寝てしまった。

今、ぼんやりとした状態で庭の樹木を眺めている。


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時が過ぎて・・♪

2006-06-07 13:16:00 | 定年後の思い
家内と10時前に自宅を出て、駅前まで出かけた。

川べりの遊歩道を歩き、隣接した処は区立の公園となって、季節の花で彩っている。

家内は歯科医院で治療を受けている間、
私は『ドトール』でアイス・コーヒーを飲みながら、
持参した1冊の本を読み始めた・・。

過日購入した水上 勉、瀬戸内寂聴の両氏の対談集が主体の『文章修行』(岩波書店)である。

水上 勉・氏に関しては、推理小説を5冊ほど除けば、殆どを愛読している。
35年前頃、私は成城学園の住宅街の外れにある古本屋に行く時に、
車椅子に乗ったお嬢さんを彼は車を押しながら前方から近づいてきた。

私は愛読者のひとりの立場であったが、
敬愛の意味で、思わず目礼をした。
彼も面識があったかしら、と想いだすかのような表情で目礼をした。


瀬戸内寂聴・女史に関しては、初期の作品は愛読していた。
昭和42年頃まで、瀬戸内晴美の名で作品を発表されていた。

こうした2人に対する想い、文学に対する真摯な対談、
と思われたので購入した一冊の本であった。

『ドトール』でアイス・コーヒーを飲み、
煙草を喫いながら、読み込んだ。

両者は純文学からスタートし、やがて中間小説で著名となり、流行作家になったが、
その後、純文学に回帰する過程、動機に思わず涙ぐんだりした。

帰路、家内と遊歩道を歩いていたら、
サクランポウの樹木が多く植わっている処を通り過ぎる時、
風が吹いており、豆粒ほどのサクランボウの実がはらはらと落ちて来た。

遊歩道は赤紫色の実が数多く散乱していた・・。

水上 勉・氏は故人となり、あの世に行かれたが、
彼が残こされた作品は、私は今後も数年おきに読んだりするだろう。


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さわやかな朝の光につつまれて・・♪

2006-06-07 08:05:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、朝の陽につつまれている。

昨日、薄日の射す1日であり、夜になると小雨が降り続いた。

朝方の今、昨夜の雨のなごりが樹木、草花、地面に残っている。

枝葉は、雨露で濡れて、ときおり微風が吹き、揺れている。

初夏の花のひとつの唐糸草(カライトソウ)が成長し、数多くの莟(つぼみ)になり、
薄いピンクの色合いを見せている。

この唐糸草は、淡いピンクの花を咲かせるが、香りはかぐわしいく女性好みと思う。

10時前に家内と共に出かけるのが、
さわやかな6月のひととき、駅前まで散策しながら行こう、と思ったりしている。

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