夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

いつの日には・・♪

2006-06-23 18:53:00 | 定年後の思い
私達夫婦は、東京の郊外で一戸建ての築後28年近い古家に住んでいる。

程ほどの広さの庭に雑木を主体として樹木と草花を植えている。

定年退職後の2年生の身であるが、
結婚生活を始めて30年を過ぎたが,子供に恵まれなかった以外は、
ある程度人生設計としては順調にきている。

私は定年退職後、趣味の時間に没頭したいので、これら時間で過ごしている。
家内も家事以外は趣味の時間で一日が終わる。

ときおり、私共は共通の趣味の国内旅行に行くことがあるが、
日常の多くは、お互いの趣味の時間となっている。

家内が家事全般をしているので、
私は庭の手入れ、買い物、そして茶坊主に専念している。

私は亡き母の遺伝で、おしゃべりが好きなので家内とよく会話する。
特に夕食の時は、私は晩酌をするので、
お互いに1時間は、他愛ない話をしている。

過日、庭の手入れをしていた時、私は身体の衰えを感じてきているので、
いつの日かは、老人夫婦に相応しいマンションに移転、と思っている。

家内と以前話し合った時、片方が身体が不自由になる前に、
適度なマンションに移転しょう、とお互いに確約している。

一戸建てで樹木のうつろいを観るのが好きであるが、
いつの日か・・と思ったりしている。

昨今、新聞に添付されているマンションの広告のチラシなどを見て、
住居の間取りも重要であるが、マンションの敷地内にある庭園の樹木をみたりしている。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤原正彦・著作の『若き数学者のアメリカ』・・♪

2006-06-23 16:39:00 | 定年後の思い
私は藤原正彦・氏には、『読売新聞』、『文藝春秋』で随筆で読んでいたが、
著作者の全体の輪郭が見えたのは、
今年の1月に『国家の品格』(新潮新書)を読んでからであった。

著者は数学者であり、作家・の新田次郎・氏と藤原てい・氏の御子息と知った。

『国家の品格』に続き、安野光雅との対談集『世にも美しい日本語入門』(筑摩プリマー新書)を読んだ後、
新刊本として『この国のけじめ』(文藝春秋)を読み、
著者への造詣の深さを感じている。

これらの本に関しては、以前綴ったので省略する。

今回の『若き数学者のアメリカ』は、昭和52年11月に新潮社より刊行され、
文庫本となったのが昭和56年6月となり、重版を重ねている。

昨今の著作者のブームにより、本屋の店頭で見かけて、購入した。

最初に読む時さらっと速めに読み、
気に入ったり、感銘を受けた場合は、時間をついやして精読するのが、
私の読書方法である。

先程、再読を終えたところであるが、
著作の若き頃、ミシガン大学に研究員として招かれ、
そしてコロラド大学助教授となり、この間の3年前後の状況を描かれている。

著作の優れた視点からは、まぎれもなくアメリカ人と接触し、生活を送り、
様々な学生は基(もと)より、学者、周辺に住まわれる人々を通して、
アメリカの戦後のそれぞれの世代の相違、人種問題をさりげなく昇華させ、
ひとつの文明論となっている。

著作者が若い頃の書かれたエッセイの一冊であるが、
真摯な思いでアメリカを切り取った力量に驚いている。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする