10時半過ぎに駅前の歯科医院に行き、
治療を終えた後、本屋に寄った。
過日、店頭在庫が品切れしていたので、
取り寄せ予約していた文庫本の一冊が入荷した、
と連絡を受けていたのである。
私は本屋で新刊本、文庫本、雑誌コーナーを見るのが好きで、
偶然に興味を誘われる本があると、思わずパラパラと本を開いてしまうのである。
新刊本のコーナーで、美麗なカバーの本に目が留まり、
季節感あふれるタイトルであったので、購入することにした。
『野の花だより 三六五日』(技術評論社)であり、
上巻の副題としては『百花繚乱の春から木の葉いろづく秋』、
下巻は『錦綾なす秋ほほえむ春』と題されていた。
随筆として池内 紀、挿絵として外山康雄、両氏に寄る本であるが、
それぞれの野の花への思いが深く綴られ、挿絵も限りなく優しさを感じたのである。
私は退職後の年金生活の三年生の身であるので、
日常は身過ぎ世過ぎの生活はしているが、
せめて季節感だけは大切にしたい、と念願して折、
季節を現(あらわ)す光景、季節のうつろい情景などは心から尊重しているのである。
こうした思いから、こうした季節感を記した本などが書棚に多いが、
ときおり愛惜を感じながら読んだりしている。
今回も偶然手にした本であるが、
私にとっては命のある限りの心の友かしら、
と思ったりしている。
治療を終えた後、本屋に寄った。
過日、店頭在庫が品切れしていたので、
取り寄せ予約していた文庫本の一冊が入荷した、
と連絡を受けていたのである。
私は本屋で新刊本、文庫本、雑誌コーナーを見るのが好きで、
偶然に興味を誘われる本があると、思わずパラパラと本を開いてしまうのである。
新刊本のコーナーで、美麗なカバーの本に目が留まり、
季節感あふれるタイトルであったので、購入することにした。
『野の花だより 三六五日』(技術評論社)であり、
上巻の副題としては『百花繚乱の春から木の葉いろづく秋』、
下巻は『錦綾なす秋ほほえむ春』と題されていた。
随筆として池内 紀、挿絵として外山康雄、両氏に寄る本であるが、
それぞれの野の花への思いが深く綴られ、挿絵も限りなく優しさを感じたのである。
私は退職後の年金生活の三年生の身であるので、
日常は身過ぎ世過ぎの生活はしているが、
せめて季節感だけは大切にしたい、と念願して折、
季節を現(あらわ)す光景、季節のうつろい情景などは心から尊重しているのである。
こうした思いから、こうした季節感を記した本などが書棚に多いが、
ときおり愛惜を感じながら読んだりしている。
今回も偶然手にした本であるが、
私にとっては命のある限りの心の友かしら、
と思ったりしている。